いいことをしたい

 経理・事務を担当しています黒田です。

 “ビジネススキル”について調べていますと、シュワブ財団(スイス)が表彰する「アジアを代表する社会企業家(2011年)」の5名のうち1人に選ばれ、先進国の肥満と開発途上国の飢餓という2つの問題の同時解決を目指す日本発の社会貢献事業NPO法人TABLE FOR TWO代表の小暮真久さんという方のこのような言葉をみつけました。

 『一般の企業でも、いい商品をつくれば黙っていても社会がそれを評価して、勝手に売れていくなどということはありません。電話でアポイントメントを取り、きちんとした服装で訪問し、相手に名刺を渡し、信用してもらったうえできちんとその商品の良さを説明するということをしなければならないはずです。これは社会事業でもまったく変わることがありません。マーケティングや財務などの知識が必要なのも同様です。いくら「いいことをしたい」という思いが強くても、それを多くの人に伝えたり、お金を集めたりするためには、ビジネススキルは必須です。』

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事

 「社会にいいことをしたい」という想いだけがあったとしても、「社会にいいことができた」という結果を残すまでいくには「想い」だけでは足りなくて、“マーケティングや財務の知識”、そして“他人から信用を得る力”などが不可欠だということをおっしゃっているのだと思います。特に“きちんとした服装”というのは、初対面だと第一印象が決まってしまいますから、他人から信用してもらうには本当に大切だと思っています。

 イメージ・コミュニケーションでは、併設されているMRI画像センターで全員の患者様に対して症状確認などのために検査前問診を行っていて、その問診時、男の先生方は“ネクタイ”を必ずされます。お医者さんの世界では白衣着用だけでいいのかもしれませんが、第3者の立場からだと白衣を着られていても、やはりネクタイをされていると、「きっちりされた先生だし、安心して検査がうけられる」と、私だったら思ってしまいます。その他、画像センターでは検査の質を保つために色々と工夫していて、それを「画像の質へのこだわり」というポスターにまとめて待合いロビーに貼っています。以前、そのポスターを作成していた時に上司の先生が「患者さんは質のいい検査を受けたいと思っているのだから、ここが本当によい画像センターなのだとすれば、それをちゃんとお知らせし、信用してもらうのも僕らの仕事のうちだよ」と仰っておられた言葉を思い出しました。

 小暮さんの言葉からも、たくさんのビジネススキルが出てきました。どんな職場でも、どんな職種でも、仕事をしていると“人との繋がり”をもつということなので、その繋がっていく人達に“信用してもらう”ために、私も自分に足りなかったり、間違った方法で行なっている習慣を見直すことは常に必要だなぁと考えさせられました。

取捨選択

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 前回書きましたドラッカーの言葉で「今何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか…」、何度読んでも納得させられる言葉です。

 ただ、この言葉とおりの姿勢を続けていけたらいいのですが…何事においても取捨選択って簡単なことではないことだと思っています。「あぁ~あの時、こっちを選択していたら…」なんて思ったりすることも…私はよくあります。

ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)

 最近、「40歳は不惑の年ですが、私としては、もうずっと前から自分が進む道に、迷いは一切ないつもりです」という言葉が、私がよく読むブログの1つのサイバーエージェント 藤田晋社長のブログに書かれていました。

 余談ですが…「サイバーエージェントって、何の会社?」と思われる方もおられると思いますが、最近コマーシャルで「アメーバスマホ」という言葉が流れていると思います、その会社です。

 かなりIT業界も淘汰され、その中で残っているこのような起業家は、その業界の先を読むことができることはもちろんだと思いますが、経営を左右する場面での取捨選択がきっちりされているから迷うこともなく、だからこそ、ここまでこられたのではないかなぁと思ったりしています。

 “自分の強み”も分かっていない私なので、「今何を捨てたらいいのか、何を選択したらいいのか…」をも自分に問うこともせずにきているように思います。ドラッカーの言葉って奥深く、自分が出来ていないことだらけで反省です。

 でも、こういう選択を最近しました。ドラッカーはこういう事を言っているのでしょうか?!それは分からないですが…

 私はある勉強をしていて、苦節の数年間を過ごしています・・・。ここ2年間は勉強方針を変えて、1年1回の試験日に2科目受験をするようにしています。自分で決めたのに、間際になると「時間が足りない!」と一人でパニック状態に陥ってしまいます。結局、2科目のどちらかに最後重点をおいてしまい、もう一科目を捨てるということを続けていました。

 同じ立場の友達も「やっぱり複数科目は時間的に厳しいよねぇ~」とよく言うので、私も「そうだよね」って感じで、パニック状態になっている時に「友達も言ってたし…仕方がない」という気持ちで試験日を迎えていました。

 今年は「2科目最後までやり切ろう!」という決断をしたので、そのため今は「家族や友人とゆっくりと食事をしたり、お喋りをする楽しい時間」を捨てるというか、選択しないで過ごしています。

 この選択が今年は吉と出るか凶と出るかは分からないですが、凶と出ても次年度につなげられると思っています。また、次年度は違う取捨選択をして続けているのかもしれないですね。

強み

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 「スキルアップ」について調べていると、このような言葉を見つけました。

 経済学者のドラッカーの「絶えざるスキルアップを達成するために最も重要になることは、自分の強みを把握すること」、そして「今何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか、絶えず問い続ける姿勢こそ個人のスキルアップを促進するものである」という言葉です。

 最初はサラリと読みましたが、何度も読み返すと、「なるほど!こういう様にしてスキルアップしていくのだ!」ということが分かりました。この言葉のように「スキルアップを達成するために、まずは“自分の強み”を把握すること」が必要なのですが、さて私の強みって何だろう?私の得意なことって何だろう?

 「社会適応能力がそこそこにあること?」 
 でも、これくらいの社会適応能力は社会人なら普通にあるだろうし…

 「簿記ができること?」
 でも、これくらいの簿記知識なら簿記検定1~2級受験している人達ならあるだろうし…

 「よほどのことがない限り病欠をしない健康なこと?」
 でも、病欠をしない先生も今の職場ならいっぱい居られるし…

 こんなに社会人生活が長いのに“自分の強み”が分からず、恥ずかしながら、先生に聞いてみました。そのお返事は「ドラッカーのその言葉が気になっているのなら、一度『もしドラ』を読んでみたらどうだろう?」と仰られたので、これから読んでみることにします。

 まず『もしドラ』を読んで私の強みを発見し、読み終わった後、私の「強み」を紹介できるようにしたいと思っています。

スキルアップ

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 読影研修会が定期的に行われています。ただ、全員の先生方が交代で画像センターの撮像業務も兼任されているため、なかなか全員が同時に揃うことは難しく、2グループに分かれ、2日間にかけて行われることが多いです。

 私が知っている当初の読影研修会と、最近の読影研修会はスタイルが少しずつ変化してきているように感じます。一番変化を感じた所は「時間配分」です。以前は時間内すべてを同じパターンで行われるという形式だったように思うのですが、最近は同じ時間内でもインプットとアウトプットの両方を行われる形式の時が多いように感じましたので、直接、指導役の先生に聞いてみました。

 答えは、一つは「画像をみて、目を慣らす」、もう一つは「知識を入れる」という2つのパターンに分けて行われているということでした。やはり変化があったようです。

 毎回、読影研修会が行われる少し前から、担当の先生と指導役の先生が話し合われ、資料作りなどをされています。その中で改善・修正を加えられて、読影医の先生方にとってより有意義な読影研修会になるように進めていっておられます。

 このことを私自身に置き換えると…私はこの職場で、大きな枠組みでの仕事は決まっていますが、細かいところはほぼ全て任せていただいています。すべて私のやり方でさせていただけることは、本当に有難いことだと思っています。ただ裏を返すと、読影研修会が毎回話し合って改善・修正などを加えられているように、私も自らが仕事に対して改善・修正を加えることにより工夫をしたり、スキルアップをしなければ、仕事に対してもそうですが、またこれからの自分の成長も止まって、時間だけが過ぎてしまうのでは…ということも日々感じています。

 じゃぁ私が仕事でスキルアップするって、具体的に何をすること…?また、別の職場ではどのようなスキルアップをしている人達がいるのか?今まで“スキルアップ”ということについて深く考えたことはなかったですが、この際いろいろと調べてみました。続きは、また後日に。

アベノミクス

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年末、自民党政権が復活し、第2次安倍内閣が発足され、最近では「アベノミクス」という言葉を聞かない日がないというくらい、「アベノミクス」が用語になってきていますね。

 私も少しばかり「アベノミクス」の恩恵を授かりました。

 「クリスマスプレートがもらえる」という安易な気持ちで、かなり以前に投資信託を契約したのです。ここ数年は「評価損」が当たり前となっていました。と、最近、解約手続きをしたのですが、株価などがちょうど上昇傾向にあったので、契約当初に比べればもちろん損をしていますが、昨年末からは数万評価が上がっていました。と、少し得した気持ちになりました。

 昨年の今頃と比べて、株価も上昇し、円安も進んでいます。ただ最近、少し株価の動き幅が大きすぎたり、不安定な値幅をする、という見方もされていますが、このアベノミクス効果が一時的に終わらず、世の中のために頑張って働く人が報われる社会になればよいですね。そうなると信じて、私も日々の仕事を頑張ります。

全体ミーティング

 先日、全体ミーティングがありました。イメージ・コミュニケーションでは情報共有のために必要時に全体ミーティングを行います。内容は来月からの予定であったり、もう少し先の中期的な話であったり、様々です。基本的に全員が対象で、ほとんどは私も入らせていただいているのですが、今回は内容的に読影医の先生方のみが対象だったので、別室で行われました。ということは、私だけが読影室にいるという状態です。

 その状態での、一番の不安は「電話が鳴ったらどうしよう…」ということです。

 その不安の理由としましては、イメージ・コミュニケーションにかかってくる電話はほぼ100%がご契約施設の技師さんもしくは主治医の先生方からです。たまに何かしらの勧誘の電話もありますが…。内容も診断や撮像方法についてのことがほとんどなので、医師ではない私が電話を出ても「??」という事は一目瞭然ですし、途中で先生に取り付いでみても、先方が同じことを2度言わないといけなくなってくるケースが発生してきます。

 当初は「私が電話を取った方が、他の先生方の負担にならなくていいのでは…」などと思っていました。しかし、電話の内容をそばで聞いていますと、私では判断も即答もできないので、今の状態がご契約施設の方々にとって一番スムーズなのだと最近思えてきました。

 イメージ・コミュニケーションの先生方、申し訳ございませんが、これからもよろしくお願いいたします。

気遣いと心遣い

 読影室では、症例カンファレンスが毎日11時、16時の2回行われています。各先生が他の先生の意見も聞いておきたい症例を提示し、皆で検討しています。そして、私はいつも同じ読影室でその様子を聞いています。

 2人おられる上の先生のどちらかが「そろそろ始めましょうか」という一言で始まります。「1日2回を毎日」というのは言葉であらわすのは簡単なのですが、継続するということはなかなか大変なことのように、同じ部屋にいて感じます。ほかにも至急読影の症例の場合には決まった時間まで待つことはできませんので、全てを一旦中断して行われることも度々あります。

 どのような症例にどれくらいの検討時間がかかるのか、そもそも各先生方の仕事ペースはどのような感じなのかなど、私にはまったく分かりません。でも様子を見ている限り、カンファレンスを始めるタイミングについてはお互いがそれぞれの今の読影状態などの様子を少しずつ伺いながら…という気遣いをされているように感じます。そして、カンファレンス中の言葉遣いも大切だと思いました。

 時間としては短いカンファレンスなのですが、お互いの気遣いとちょっとした言葉遣いが重なり合って継続することができているのではないかなぁと思ったりしています。

 私もついつい日頃、家族や身近な人達には気遣いが薄れていったり、雑な言葉遣いをしたりしています。ここでもう一度、誰に対してもきちんとした気遣いや言葉遣いができる人間でなければならないと改めて感じました。