八千草薫さん

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先月、大女優 八千草薫さんがお亡くなりになられましたね。可憐で上品な雰囲気があり、好きな女優さんの一人でした。闘病生活によりドラマを降板されると知った時、「必ずもう一度演技が見られる」と思っていたのですが、その思いが叶わずに大変残念です。

 訃報時の脚本家 倉本聰さんの言葉が印象的でした。
「とにかく美しいの一言に尽きるけど、その美しさは心からくる美しさだと思うんで。心のきれいさが常にあの人の美しさに出てくるから、ほかの人にはまねできない精神のきれいさを感じましたね」

 「あなたの心がきれいだから なんでもきれいに見えるんだなあ」(相田みつを)

 美しさというと、若々しさを保った美貌というイメージを若いときは持っていました。年齢を重ねれば重ねるほど、美しさとは内面の美しさであり、それはちょっとした行動や言葉、そして表情に出るなぁと思うことが多くなりました。前向きに、美しい言葉を使う人と話をしていると、その人の表情・しぐさを大変美しく思います。日常生活、ついつい不平不満を言ってしまい反省することもありますが、これからも自分の言葉・行動を大切にして、日々を過ごしていきたいです。

樹木希林さん

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年9月、女優 樹木希林さんがお亡くなりになられましたね。幼いときからずっとテレビで見ている女優さんであって、これから先もずっと見続けることができる女優さんだと、勝手に思っていたので、亡くなられたことが本当に残念で、寂しく思っています。

 これは宝島社が2018年に出された広告の「樹木希林さんからの最後の言葉として」というメッセージの一文です。
「いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないでしょうね。日本には“水に流す”という言葉があるけど、桜の花は“水に流す”といったことを表しているなと思うの。何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、“水に流す”という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきじゃないかしら」(宝島社、2018年読売新聞30段広告より)

 この言葉に同感です。少し前、全く違う人をある事件の容疑者だと思い込み、ツィッターでその方の情報が拡散された、ということが大きな問題になっていましたね。このニュースを聞いた時、「いつ自分の身に同じことが起きてもおかしくないなぁ」と怖く思ったのと同時に、何事にも「本当なのか?間違っているのか?」と一旦考える冷静さを私自身も持つことを忘れてはいけないとも思いました。

 「人々は常に冷静で穏やかに振る舞う人物との関わりを好むものである」
                          (ジェームズ・アレン)

 日常生活で、穏やかな人と会うと私までも穏やかな気持ちになることができ、「いい時間を過ごせたなぁ」と思いながら帰ることが最近あります。限りある人生、私と出会った方たちにも「いい時間を過ごせた」と思ってもらえるように、常に冷静で穏やかに振る舞うことができる人でありたいと思っています。