自分のために

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前ですが、あるテレビ番組で「1食20円の寄付が途上国の給食に!」という活動をされているNPO法人 TABLE FOR TWO Internationalという会社が紹介されていました。このNPO法人のことは以前から知っており、HPでも活動内容を調べたことがあったのですが、テレビでの特集をみるのは初めてでした。活動としては社員食堂や学食などで、低カロリーのヘルシー料理を作ってもらい、その代金のうち20円を開発途上国の学校給食(1食20円)の支援に充てるという、仕組みとしては非常に分かりやすいものだと思います。

 日本にはNPOとして社会貢献しようとしているのに利益を考えるのはおかしい、という考えが少しあり、私もどちらかというとこの考え方に近かったように思います。アメリカなどではこの考え方とは少し違うようです。社会に貢献したい、世界をより良く変えたいと思い活動を行っていても利益が出なければ、より良く変えられなかったり、継続的な活動が出来なくなったり・・・という話になり、確かにこのことは当たり前のことだと思いました。

 「社会貢献にはワクワク感が満ち溢れています。
  そして、もっとワクワクしたいと多くの人が思い、行動を起こせばそれだけ、
  この世界の歪みは正されていくのです。どうかそういう気持ちを大事にしてください。
  社会貢献は誰かのためにやるのではなく、自分のためにやる、それでいいのです。」
                 (小暮真久 TABLE FOR TWO International代表)

 社会貢献にはさまざまな方法があり、人によっても考え方が違うものだと思います。私はあるNPO法人に寄付を継続的に行っており、その法人から定期的に送られてくる活動報告書などを読ませていただくと、「少しこの活動の役に立てているんだなぁ」と嬉しくなります。

 職場でも日常生活でも、ほんの少し誰かの役に立つことができると私はちょっとワクワクして、その日が楽しく過ごせます。これからも自分が“ちょっとワクワク”出来る日を自分自身でもっと増やしていこうと思います。

稀勢の里

 経理・事務を担当しています黒田です。

 3月、大相撲春場所の千秋楽、横綱 稀勢の里と大関 照ノ富士の優勝決定戦をテレビで見ました。稀勢の里は前々日に負傷され黒星が続き、「新横綱での優勝は無理かな?!」と思いながら見ていたので、優勝が決まった時は感動しました。久しぶりの日本人横綱誕生という大きなプレッシャーの中で臨まれた春場所、そして逆転優勝、ニュースでも大きく取り上げられていましたね。場所後、「やると決めた以上、諦めないでやろうと思った。元々であれば、15日間、万全の状態で務め上げるというのが使命というか。ああいう見苦しいテーピングとかしなくてはいけない状態になってしまった自分が一番悪いと思っている。」と優勝できたことよりも、満足な状況で土俵に上がれなかったことを反省されていることも稀勢の里らしい発言だと思いました。

 「情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しいことはない。」
                    (オーギュスト・ロダン、彫刻家)

 稀勢の里の横綱としての使命を自覚されている行動や発言を目の当たりにして、相撲ファンでない私でも応援したいという気持ちが自然と湧いてきました。何かを成し遂げる時、色々な問題が必ずでてくることが分かっていても、やはり問題がでてくるとその事で精一杯になってしまい、自分が努力している先の目標をすっかり忘れてしまうことがあります。稀勢の里のように自分の使命をどんな時でも忘れない、「誰のために、何のために、今努力をしているのか」ということを明確にできるよう、常に自分に問いかけながら日々を過ごしたいです。