ベストな休息

 経理・事務を担当しています黒田です。

 普段、読影されている先生方をみていて、「1日中、緊張続きの読影を行うことは大変ではないのだろうかな?」という素朴な疑問をもっています。「ずっとパソコン画面を見ていて疲れられないのだろうか?」とも思ってしまいます。そして先生方の様子を密かに観察したりしていますと、昼休み以外にもうまく小休憩をはさみながら仕事をされておられるようです。

 勤務時間もそれぞれに違いますので休憩のとられ方も様々です。ある先生は別室のソファで小休憩をとられたり・・・ある方は別の場所で鴨川の景色を眺めながら小休憩をとられたり・・・少し甘いものを補給しながら休憩されたり・・・個人差はありますが、皆さん、毎日ほぼ決まった過ごし方をされており、自分にあったベストな休息のとり方をみつけられているのだなあと思います。

 休憩と同じように、睡眠時間にも個人差が大きいようです。睡眠に関しては、物理学者アインシュタインが「睡眠時間を削らない勇気」という言葉を残しています。有名な話ですが、アインシュタインは1日10時間以上の睡眠を取っていたと言われています。よく調べてみると、その寝方は2時間寝たり、3時間寝たりを一日中不規則に繰り返し、合計すると10時間以上というものだったようです。

アインシュタイン150の言葉

 私も週末など長く寝過ぎてしまった時、起きてから後悔してしまいがちですが、そんな時は「今の私にはこれくらいの睡眠時間が必要だったのだ!」とポジティブに気持ちを切り替えることにしています。アインシュタインの「毎日10時間以上」に比べたら、気にすることもないように思います。ただ、アインシュタインのような一日中不規則に繰り返す寝方は、1日8時間勤務などの勤め人にはありえない寝方ですし、やはり凡人とは違いますね。

 今101歳の聖路加国際病院 日野原先生は96歳まで日々の睡眠時間4時間半で1週間に一度徹夜をされていたそうです。よく女性の肌のためには22時~2時の間の睡眠がゴールデンタイムということを聞きますが、男性の方は女性ほどは「肌」のことは気にされないですよね。でも最近、男性化粧品もよく売れていると聞くので、男性の方の寝方も変わってきているのでしょうか?!

 アインシュタインの寝方はまねは到底出来ないものですが、私も職場の先生方達のように自分にあった休憩のとり方や睡眠時間をみつけて、いつもベストな状態で仕事に臨めるように日々心掛けていきたいです。

お昼休み

 経理・事務を担当しています黒田です。

 7月に入り、そろそろ梅雨明けでしょうか?京都では、日本三大祭りの一つ「祇園祭」が始まり、市内では“コンコンチキチン、コンチキチン”というお囃子が聞こえてきます。

長刀鉾

祇園祭ちまき 
(家にあった「ちまき」です)

 祇園祭は「ハモ祭り」とも言われるくらいなので、この時期はデパートの食料品売り場でもよく“ハモ”が並びます。

 先日、職場でも“ハモ”のことが昼食時に話題になりました。

 ある先生が「ひそかに思っているんだけど、ハモって言うほどおいしい魚と思わないんだけど、そう思っているのは僕だけ?」と仰られました。

 他の先生方の反応は、
・「京都だし、夏だし、食べておこう!」って感じで食べますよ。でも、ハモ自体にはあまり味がないから、ハモに付けるものによって変わりますよね。

・7月になったら絶対食べるよ。季節ごとの魚は、その季節に必ず食卓に並ぶから、もう今年も食べたよ。ハモは淡白な味だから、お醤油ではやっぱり物足りないから、梅肉や酢味噌があうよね。

・「湯引き」されているのを買って食べるし、好きですよ。
 という感じで、この祇園祭シーズンには、みなさん“京都の夏の風物詩”という感じで食べられることが多いようですね。

 その話題の中で、「本当はハモの旬は秋らしく、韓国産が高級で、脂ののりが違うらしい。高級料亭も韓国産を使うらしい。」という情報を得ました。

 確かに、松茸の土瓶蒸しにハモを入れられることも多く、松茸は秋が旬ですよね。また調べてみると、やはり韓国産のハモは年間を通して脂がのっていて、国内産よりも高値がつくらしいです。

 因みに、私は“ハモ”には、淡白な味で、ハモ自体の美味しさを味わうというより、一緒につけるタレやお料理の仕方によって、どんな味にでも変化するなぁという印象があります。高級なハモを口にする機会があったら、また違った印象をもつのかもしれないですね。

 その他にも昼食時には色々な事が話題になります。特に、お子さんをもっておられる先生が多いので、小学校や学習塾の話題なども多いです。そういえば昨年、ちょうどインフルエンザ予防接種の時期に、予防接種が痛くない病院の話題もでていました。私は「注射が痛くない」ということにかなり興味があって聞いていました。

 昼食時、普段読影室では分からない先生達の個性なども分かったりするので、私にとっては先生達に親しみを感じたり、共通の話題があったりして、楽しい時間を過ごしています。

いいことをしたい

 経理・事務を担当しています黒田です。

 “ビジネススキル”について調べていますと、シュワブ財団(スイス)が表彰する「アジアを代表する社会企業家(2011年)」の5名のうち1人に選ばれ、先進国の肥満と開発途上国の飢餓という2つの問題の同時解決を目指す日本発の社会貢献事業NPO法人TABLE FOR TWO代表の小暮真久さんという方のこのような言葉をみつけました。

 『一般の企業でも、いい商品をつくれば黙っていても社会がそれを評価して、勝手に売れていくなどということはありません。電話でアポイントメントを取り、きちんとした服装で訪問し、相手に名刺を渡し、信用してもらったうえできちんとその商品の良さを説明するということをしなければならないはずです。これは社会事業でもまったく変わることがありません。マーケティングや財務などの知識が必要なのも同様です。いくら「いいことをしたい」という思いが強くても、それを多くの人に伝えたり、お金を集めたりするためには、ビジネススキルは必須です。』

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事

 「社会にいいことをしたい」という想いだけがあったとしても、「社会にいいことができた」という結果を残すまでいくには「想い」だけでは足りなくて、“マーケティングや財務の知識”、そして“他人から信用を得る力”などが不可欠だということをおっしゃっているのだと思います。特に“きちんとした服装”というのは、初対面だと第一印象が決まってしまいますから、他人から信用してもらうには本当に大切だと思っています。

 イメージ・コミュニケーションでは、併設されているMRI画像センターで全員の患者様に対して症状確認などのために検査前問診を行っていて、その問診時、男の先生方は“ネクタイ”を必ずされます。お医者さんの世界では白衣着用だけでいいのかもしれませんが、第3者の立場からだと白衣を着られていても、やはりネクタイをされていると、「きっちりされた先生だし、安心して検査がうけられる」と、私だったら思ってしまいます。その他、画像センターでは検査の質を保つために色々と工夫していて、それを「画像の質へのこだわり」というポスターにまとめて待合いロビーに貼っています。以前、そのポスターを作成していた時に上司の先生が「患者さんは質のいい検査を受けたいと思っているのだから、ここが本当によい画像センターなのだとすれば、それをちゃんとお知らせし、信用してもらうのも僕らの仕事のうちだよ」と仰っておられた言葉を思い出しました。

 小暮さんの言葉からも、たくさんのビジネススキルが出てきました。どんな職場でも、どんな職種でも、仕事をしていると“人との繋がり”をもつということなので、その繋がっていく人達に“信用してもらう”ために、私も自分に足りなかったり、間違った方法で行なっている習慣を見直すことは常に必要だなぁと考えさせられました。