24時間営業

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、コンビニの24時間営業についてニュースになっていましたね。「コンビニが開いててよかった!」という経験をした方も多いのではないでしょうか。ただ人口減少が著しい今の日本では、すべてのコンビニが24時間営業をし続ける、というのは難しくなってきていますよね。24時間開いているという便利さに慣れすぎた私たちの生活も見直す時がきているようにも思いました。

 阿川佐和子さんのこのような文章を目にしました。(毎日新聞2019年4月1日)
 「ツィッターもインスタグラムも平成元年にはなかった。本当に便利になった。昭和、平成と、あらゆることを猛スピードで追いかけてきたが、そろそろ人の歩調に戻ってもよい。若い人たちはきっと、デジタルとアナログをバランス良く使って生きていく方法を考えてくれるだろう」

 私もこの言葉に同感です。ツィッターもインスタグラムも30年前にはなかったのに、今や生活の一部となっている人も多いのではないでしょうか。この30年の猛スピードがこれからも続くと、なんとなく息切れする人たちが増えてくるのではないだろうかと思ってしまいます。私もその一人になってしまいそうな気も少ししています。

 「スピードより方向が大切だ」(リチャード・L・エヴァンス)

 平成の30年間の猛スピード、私たちの生活は本当に便利になりました。でも少し便利なものに頼り過ぎて、思わぬところで家族や友達などとの関係が希薄になってきているようにも感じることが偶にあります。自分にあったスピードの中で人とのより良い関係を深めていくことができるような令和の時代になれば良いなぁと思っています。

いすみ鉄道

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、JR北海道とJR九州で車内販売が相次いで取りやめになる、ということをニュースで知りました。理由は、駅構内の売店や自動販売機の充実による売上の減少、人手不足のため販売員の採用が難しくなってきている、ということで時代の流れなのでしょうね。幼い頃、車内で駅弁を買ってもらって食べることにすごく楽しかった思い出があり、少し寂しく思いました。

 いすみ鉄道前社長 鳥塚亮さんのこのような文章を読みました。
 (JRの“車内販売”売ろうと思うから売れない。どうせ売れないならタダで配ってしまえ!より)
 「車内販売は売ろうと思うから売れないのです。だったらタダで配ってしまえ。これが筆者(鳥塚さん)の考えです。一見暴論のように思えるかもしれませんが、からくりはこうです。車内販売は特急列車のお客様に対して行うものです。特急列車のお客様はすでに切符を買って乗っています。その切符の金額の一部を原資にすれば、コーヒーやソフトドリンクの1杯ぐらいサービスできるはずです。(中略)車内でコーヒーをどうぞとサービスされれば、サンドイッチやお菓子の一つも買いたくなるのが人情です。お客様の財布のひもも緩みます」

 実際、鳥塚さんはいすみ鉄道の社長時代に、指定席のお客様に限り指定席料金300円を原資として「朝食無料サービス」を行われたそうです。飛行機は飲み物がサービスとして出てくるのを当たり前だと思っていますが、電車で飲み物がサービスで出てくると意外性があり、すごく嬉しい気持ちになるだろうなぁと思いました。

 「発想の転換さえできれば、不利と考えられていた事でも、
    成果を上げていく道はいくらでもある」(松下幸之助)

 悩み事や考え事がある時、どうしても偏った考え方になってしまって、同じところから抜け出せずに負の連鎖に陥ってしまうことってありますよね。そんな時、人の意見を聞いたり、本や雑誌などを読むことによって、「そういう考え方があった!」と全然違う発想に気付けた時、一瞬にして視界が明るくなりますよね。“発想の転換ができる”ということはそれほど簡単なことではないと思いますが、一度きりの人生、笑顔で過ごせる時間が多くなるように、“発想の転換ができる”柔軟な人でありたいと思っています。