経理・事務を担当しています黒田です。
日頃、大リーグの試合を見ることがないのですが、毎年、イチロー選手と青木宣親選手のシーズン終了後の動向だけは気になっていました。青木選手は早々にヤクルト復帰が決まって何となくホッとしていたのですが、イチロー選手はなかなか所属先が決まらず、「もしかして日本復帰?」や「このまま引退?」と勝手に想像をしていました。と、3月上旬にマリナーズ復帰という速報が流れ、こちらも何となくホッとしました。
「僕自身の状態としては泰然とした状態だったと思います。
それがなぜかは解らないですけど、自分が経験してきて良かったこと、
そうでなかったこと、たくさん経験してきてそうなったのか。
ただ泰然という状態は自分がプレーヤーとしても人間としても常にそうありたいという状態、
目指すべき状態であったので、そういう自分に出会えたことはとても良かったです」
マリナーズ復帰入団会見時、イチロー選手らしいなぁと思ったコメントです。
所属先が決まらない、でもトレーニングをし続けないといけない、でもこの先オファーが必ずあるのかも分からない、という宙ぶらりんな状態が数か月も続いたら、普通ならば気持ちが落ち込み、ぶれてしまうと思うのですね。でも、そのような状態でもブレない強さをもっているのがイチロー選手なんだ、と改めて思いました。
「チームの力になるのであれば、何でもやりたい。
自分が今まで培ってきたすべてをチームのために捧げたい覚悟だ」
この言葉には、イチロー選手の今までと違う一面を見たように思います。
最近、“アメリカ・ファースト”や“都民ファースト”という言葉を聞くことが多くなり、なんとなく自分ファーストという考え方が蔓延していて、人との繋がりが薄れていくような寂しさを感じることがあります。
「人はみなひとりでは生きていけないものだから」(相田みつを)
人との関わりの中で生きていること、日々の生活の先にも、働いている先にも、いつも誰かのためでいたいという思いを忘れずに過ごしていきたいです。