北島選手

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、北島康介選手が引退を発表され、その引退会見を見ながら一つの時代が終わったように少し寂しく感じましたが、「幸せな選手生活を送れた。平井先生がいてくれたからこそ、五輪で金メダルを取れた。応援してくれた仲間のおかげで、ここまでできた。感謝しかない。」という、平井コーチら周囲への感謝を述べられた言葉を聞いて清々しさを感じました。また、一問一答を聞いていても、言葉の使い方からユーモアのある実直な人だなぁと感じ、北島選手のこれからの活躍がますます楽しみになりました。

 「言葉は人を最もよく表す。だから何か言いたまえ、そうすれば君がわかるだろう。」
                             (劇作家 ベン・ジョンソン)

 言葉ひとつで、気分が晴れたり、もう少しだけ頑張ろうと思えたりした経験ってありますよね。心の使い方は、言葉の使い方次第で変わってくるように思い、言葉に対して慎重でいたいと常々心掛けているつもりなのですが、心穏やかでない時ついついガサツな言葉を言ってしまい反省することがあります。自分がどのような時にでも、周りの人達が元気が出る、思わず笑顔になれる良い言葉を発することができる人でいれるよう、これからも言葉に対して慎重でいたいと改めて思いました。

セトモノとセトモノ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 NHK連ドラ「あさが来た」がとうとう4月上旬に終わってしまいました。好調だった理由が色々と挙げられていますが、その中で「対立の構図を作らずに、しかし流されるのではなく、自分の意思を貫いて生きていく姿が多くの人を惹きつけ続けた大きな理由の一つではないだろうか」と書かれている記事を読みました。

 事業を展開しようと強い意志をもってさまざまなチャレンジを試みるあささん。でも、相手はなかなか受けいれてはくれなく、銀行を切り盛りすれば「ろくでもないおなご」と言われたり、女子大創設の寄付を集めて歩くと「あんた誰や?」と軒先で冷たく追い出されたり・・・そんな時でも相手を言い負かせたり、論理でねじ伏せたりはせず、「そうですなー、そうですよねぇ、また来ます」といって相手の気持ちに寄り添い、一歩引くという「しなやかな」姿が繰り返し描かれていたように思う、と書かれていました。

 「セトモノとセトモノと ぶつかりっこすると すぐこわれちゃう 
  どっちか やわらかければ だいじょうぶ やわらかいこころをもちましょう
  そういう わたしは いつもセトモノ」(相田みつを)

 最終回、あささんが「みんなが幸せになるための武器は、人の気持ちをおもんばかることの出来る優秀な頭脳と、柔らかい心、それさえあったらそれで充分なんだす」と・・・どうしても“セトモノの心”が顔を出してしまう時ってありますよね。でも、昨日よりも今日、今日よりも明日、“やわらかい心”を持ち続けられる頻度を高めていきたいと思っています。