経理・事務を担当しています黒田です。
先日、友達と食事をしていた時、ちょうど新年度が始まった季節ということもあり、新入社員の方たちの話になりました。携帯・スマホ世代なので固定電話で話すことにほぼ慣れていない、スマホがメインの生活のためパソコンのキーボード操作ができない、などとニュースなどで聞いたことはありましたが、私の中ではメディアで大袈裟に伝えられているだけだと思っていたので、本当の事だということに驚きました。
このような文書を先日、目にしました。
「若い頃、出勤恐怖症になった。仕事が進まず、職場が嫌になった。先輩が相談に乗ってくれて、乗り越えることができた。その後も悩んで経験を積み、他方で悩む部下を見てきた。そして気がついた、“みんな、同じようなことに悩んでいる”と」
この文書を読み、「私もこういう経験を沢山したなぁ」と新卒で入社した時のことを思い出しました。その中で今でも鮮明に憶えていることが1つあります。入社して間もない頃、大きな大きな失敗(その時の私にはそう思えましたが・・・)をしてしまい、精神的にすっかり落ち込んで、数日会社を休ませてもらったことがあります。今思えば、入社間もないのに自らの失敗で休む、とはかなり大胆な新入社員だったと思います。この苦い経験により学生気分が抜ききれていなかった自分の甘さを分かることができ、また、そんな私を慰めて下さる先輩や上司の方々の温かさにより乗り越えることができたのだと思っています。
「失敗が人間を成長させると私は考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒に思う」(本田宗一郎)
マイナスと思われがちな失敗経験をすることにより、自分自身を見つめ直すこと、周りの方たちの存在の有難さを再認識することができ、その経験の積み重ねが人として成長していくことができるのでしょうね。“なるべく失敗はしたくないなぁ”と思うことももちろんありますが、失敗をしてもその都度立ち上がり、その経験を通してこれからも多くのことを学び、まだまだ成長していきたいと思っています。