飯舘村

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先月で東日本大震災から丸8年が経ちました。震災当時、石巻日日新聞がフェルトペンとロール紙で「壁新聞」を発行し、5か所の避難所と1か所のコンビニに6日間にわたって掲示されていたことを知りました。食料や水だけでなく、情報をまったく得る手段がなかった被災者の方々が唯一得られる情報となっていたとのことです。新聞が届けられて当たり前、テレビやスマホで情報を簡単に得られるのが当たり前などなど、今までの「当たり前」が当たり前でなくなったのが被災地の方々の3.11だったのだと思います。

 「飯館村は3月11日を“あたりまえをありがたいと思う日”に制定します。
  あたりまえの日々への感謝を忘れないために
  あたりまえの本当の意味を未来に伝えたいから」(飯舘村)

 目の前のことを当たり前と思うのか、有難いと思うのか、日々の心の持ちようが大きく違うように思います。「有難い」と思える気持ちを継続させることって難しいなぁと思うこともありますが、これからも当たり前の日々に感謝することを忘れず、“あたりまえをありがたい”と思って過ごしていきたいです。

友達

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、ここ2年くらいお互いの生活リズムに変化があり、なかなか時間が合わなかった友達と久しぶりに会うことができました。事前に、彼女から数か月前にある難病であるという診断を受けた、ということを聞いていました。診断にいたるまでの彼女の不安や葛藤などを聞いた後、「(この病気になったことを)落ち込んでいる時間があれば、少しでも進行を遅らせるように自分を鍛える時間にあてた方が良いと思ったから、全然悲観的ではない」という彼女の言葉が私にはものすごく心に残りました。

 「人間は、境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。
         “現在”というかけがえのない時間を精一杯生きよう」(渡辺和子)

 たった一度しかない人生、意識して何か目標をもち続け、たとえネガティブなことが起こっても彼女のように「悲観的ではない」と言い切れるよう、今というかけがえのない時間を精一杯を生きたいです。