独りよがりにならないように

 経理・事務を担当しています黒田です。

 4月からの新しい世界では、発表をする機会が最低でも1回、多ければ3回ほど1年にまわってきます。すでに数人の方たちの発表を聞きましたが、内容はもちろんですが、「こういう話し方をすると分かりやすいなぁ」や「こういう文字の間隔でレジメを作ると読みやすいなぁ」と少し違う面からも学ぶことが大変多いです。たとえば、発表内容が法律に関するものであり、教室にいる人たちは卒業学部も様々で留学生も数名おられるため、難しい法律用語を羅列しての発表は、聞いている人達の睡眠時間のようになっていました。その発表をされた方は、分かりやすい言葉で、内容も噛み砕いて説明され、「みんなに分かりやすいように」というスタンスで発表されていたので感心しました。

 論語に「学べば即ち固ならず」という言葉があります。

 「学ぶ」ということは知識習得だけだと思ってしまうことが多いですが、それだけではなく、自分の考え方や見方も含めて私ができないところを素直に受け止めて、自分以外の見方・視点・考え方の価値を知って、不足を補っていくことができるということだとも改めて思いました。そのためにも、自分にできないところを謙虚に認識することも大切ですね。

 自分の考え方が正しいと思うように相手も同じ気持ちをもっていると思います。仕事においても、自分の考え方と違った意見が出ても、そういう考え方もあるなと受け止める気持ちで、これからも「学ぶ」姿勢を持ち続けたいと思っています。

最高のマナーって?!

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前になりますが、仲良くしていただいている方の茶道の先生の百寿記念お祝い茶会に行ってきました。全国におられるたくさんのお弟子さんがお見えになっており、お元気にお話しされている先生の姿を拝見して、私は感心してしまいました。先生の息子さんが「100歳まで生きておられる方は今は多いですが、父のようにあれだけ元気な100歳は少ないのではないかと思います。」とも仰っていました。

 103歳まで生きられた料理研究家の飯田深雪さんがこのような言葉を残されています。
 「最高のマナーはまわりの人たちへのあたたかい心づかいです」

 「気遣い」は自分の立場から気を遣うこと、「心遣い」は相手の立場にたって相手を思いやることであって、「気遣い」ができる人はたくさんいるけれど、「心遣い」ができる人は少ない、という言葉を聞いたことがあります。何歳になっても、周りの人たちへあたたかい「心遣い」をできるという人は最高のマナーを身につけた人なのですね。

 急に「心遣い」ができる人になれるものではないですが、時間をかけてそのような人になっていければと思います。仕事においても、気遣いを超え、心遣いから発した行動ができれば、相手も、自分自身も、幸せな気持ちになれるだろうなと思います。しかし、心遣いから発した仕事って、具体的には一体なにをすることなのか・・・。なかなか難しいですね。

何とかなるもんだなぁ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 この4月から新しい世界に入ってみました。目標は変わらないのですが、今までと違う方法でその目標に進もうと思ったからです。新しい世界に進もうかどうかを考え始めた時、今までの生活リズムが大きく変化しそうだったので、かなり悩み、色んな人たちに相談にのってもらいました。でも進んでしまうと、意外と「何とかなるもんだなぁ」と今思っています。もちろん周りの人たちに協力していただいていることもあります。

 もう一歩。
 いかなる時も自分は思う。
 もう一歩。
 今が一番大事な時だ。
 もう一歩。(武者小路実篤)

 人は未来のことを思い悩んでも、どうすることもできないですよね。どんな時でも、いまが一番大事な時だと思うからこそ、もう一歩頑張ろう、もう一歩進めば新たな未来が作られていくのだと思います。仕事でも日常生活でも、悩むよりも、もう一歩が大切なのだと改めて感じました。

自然の移ろい

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、育児休暇から職場復帰をされた先生がおられ、久し振りに全員がそろいました。といっても、始業時間も終業時間もそれぞれが違うので、全員が一度に揃うことはほぼありません。でも、このような職場においても、全員がそろうと職場の雰囲気が少し変わるように感じました。この数か月間 誰も座っていなかったデスクに人が座っている、いつものカンファレンスにもう一人の声が加わる、お昼の時間帯にメンバーが増えるなどなど、人一人の存在って大きいですね。そして、産休に入られる直前にさまざまな手続きのお話しをしていた時、「復帰されのはまだまだ先だなぁ」と思っていましたが、復帰の手続きをし始めた時、意外にあっという間に時間が過ぎたように感じました。

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
  淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
  久しくとどまりたるためしなし。」

 時代の移り変わりや盛衰を川の流れに例えている方丈記の有名な冒頭の部分です。

 時間は常に流れていて、何もしなくても日々は流れていってしまいます。それでは成長もなく、勿体ない時間が流れていっているように思います。10人少しのこの職場においても、一定の期間で人一人が増減することによりちょっとした環境の変化が出てくることを、今回感じました。そんな環境の変化にどうやって対応してくのかを考えながら、変化するのが当たり前と思いながら、その変化に対して臨機応変に、「今、私はこの職場で何をすべきなのか」を常に考えていきたいと思います。

笑いたくなくても笑う

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日「笑顔って大切だな」と改めて思うことがありました。

 お父様を急に亡くされて1ヶ月経たない友人と先日会った時のことです。彼女と会う前には、「どんな言葉をかけたらいいのだろう?」「憔悴されているだろうなぁ…」などいろいろ考えていましたが、そんな私の思いは全く不要でした。以前と変わらない笑顔で、お父様が亡くなられてからの色んなことを話してくれている彼女を見ながら、「笑顔って大切だな」と改めて思いました。

 人間だから、喜怒哀楽、いろんな感情を行ったり来たりするのは当たり前だと思います。でも、私もそうですが、不機嫌そうな顔をしている人には、話しかけづらく、近寄りにくいと感じるのですが、笑顔の人にはなんとなく話しかけやすいですよね。

 「笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うのよ。笑顔が人間に必要なの。」 マザー・テレサ

 笑顔でいる人と一緒にいると、私まで幸せな気分になれますし、心が温かくなりますよね。笑顔でいると、人との関わりや人との縁が広がっていくようにも思います。これから「笑顔でいる日々」を実行していこうと思います。

「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年、京都市が米国「Travel+Leisure」誌が行なった読者投票「ワールドベストアワード2014」において、世界の人気都市を決める「ワールドベストシティ」ランキングで1位になったことは、多くのメディアで伝えられました。私の周りでも仕事や結婚でどうしても京都を離れないといけない状況になった友達はそろって「いつか京都に帰ってきたい!」と言いますし、やはり観光としても、住むとしても魅力的な町なのだと改めて思いました。

 先日、このような文書を目にしました。
 「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝
 「だから、なに?」を「おめでとう」と言うのが賞賛
 「もう、ダメだ」を「これからだ」と言うのが希望
 「なりたいな」を「なってやる」と言うのが決意
 「もういいや」を「まだ待とう」と言うのが忍耐
 「疲れた」を「頑張った」と言うのが努力

 京都にしか住んだことのない私は、見慣れていて、その良さが当たり前になっていて、良さを感じにくくなってしまっています。とても贅沢なことですが、とても勿体ないことだと最近感じています。“「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝”というように言葉だけでも自分の認識は変えてみると、違う視点でみることができることに気付きました。そんな視点で見れば、自分がいて当たり前になっている職場や日常生活にももっと良さを見つけることができ、感謝することがたくさんあるように思いました。
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貴方の心からくるものは、人の心を動かす

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年のプロ野球は、黒田博樹投手の8年ぶり広島カープ復帰ということもあり、広島カープの話題をよく耳にします。私は、メジャーリーグに行く前の黒田投手の試合はほとんど見たことがなかったのですが、たしかFA権を取得後のなにかの記者会見時に涙を流されていたことが印象的で、それから黒田投手の成績とかをみたりする機会が増えました。そして、今回のメジャーからの巨額のオファーを断り、広島復帰のニュースを聞いた時、黒田投手のあの時の涙を思い出しました。

 広島カープの入団会見で、
「カープ復帰の決断は球団の熱意もありましたが、最後にはファンの人たちでした。
 2006年に最初のFA権を取得した際の最終戦でファンの人たちに心を動かしてもらったので、
 今度は逆に自分がそのファンの人たちの気持ちを動かせれば良いかなという気持ちが一番強かったです。」
と仰っていました。

 「貴方の心からくるものは、人の心を動かす。」 ドン・シベット

 人の心を動かすのはやはり人の心なのだと思います。特に昨日、今日湧いてきたのではない思い、長く継続してきた思いの場合、気持ちを動かす力が強いと思います。

 「実は自分たちのことを長い間ずっと忘れず、考えて続けてくれていたのだ」。今回、カープファンが黒田選手に心を動かされたのは、この「長い間ずっと」の部分が大きいと思います。

 私は、職場においても、日頃の生活においても、「相手の心を動かすことは簡単なことではない」と思うことがあります。いくら相手のことを親身になって考えていたとしても、「昨日、今日の思い」では力不足の場合があるような気がします。自分の周りの人たちのことを「長い間ずっと」大切に考えていれば、もしかしたら私でも誰かの心を少しは動かすことができるのかもしれないなあと思いました。

自分の心が「温かい」と思う方を選びなさい

 経理・事務を担当しています黒田です

 少し前に盲目の弁護士 大胡田誠さんという方がおられることを知りました。日本で3人目の全盲の弁護士さんだそうです。

 大胡田さんは12歳の時に病気のため失明され、その後、大きなハンディを持ちながらも大学、法科大学院を経て、司法試験を足かけ9年の受験生活をへて、2006年に合格されました。その受験生活最後の年に、なかなか合格できないことで自信を失われ、受験すること自体を非常に迷われた時、ご両親に相談をされたそうです。その時、お母様は良いとも悪いとも言わず、ただ一言「人生で迷ったときには、自分の心が『温かい』と思う方を選びなさい」と仰ったそうです。そして、大胡田さんが自分自身の心に問いかけられた結果、「やっぱり弁護士になりたい」という強い思いを再認識され、見事その年に合格されたそうです。

 お母様は「自分の心が『温かい』と思う方を選ぶ」ということで、損とか得とか、人からどう見られるかではなく、自分の心が何を本当に欲しているのか。答えはそこにしかないんだと教えられたそうです。

 自分が追い続けている夢や掲げている目標に対して、自分なりに努力してもその成果をなかなか得られない時、ついつい私は「今の厳しい現状から逃げ出したいなぁ」とか「こんな成果のでない私って、友達とかどう思っているのだろう?」とか思うことがあります。そのような時は一通り悩んで、最後は「『厳しい』と思う方を選ぼう」や「『相手のためになる』と思う方を選ぼう」というような考え方をもって選択をしてきていたのですが、「自分の心が『温かい』と思う方を選ぶ」というモノサシが私にはなく、すごく良い言葉だなぁと思いました。これからは職場や日々の生活において、この言葉を気にかけてみようと思います。

文字に残すことの大切さ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 ある朝、テレビ番組で「漂流郵便局」という郵便局があることを初めて知りました。正式の郵便局ではないのですが、瀬戸内海の粟島に実際にあった郵便局を芸術作品として改装して、公開し残してあるものだそうです。

漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かります

 この番組では、息子さんを亡くされたあるご夫婦が紹介されていました。どんなに時が経過しても、息子さんへの思いがつのるばかりで、ある日、届け先の無い手紙を受け付けてくれる「漂流郵便局」の存在を知られたそうです。最初の頃、お父様は「会いたい、会いたい」と息子さんへの無念な思いばかりを書き綴られていたそうですが、最近の手紙を読むと、息子さんへの日常会話へと変化していかれているそうです。

 突然、悲しいことが起った時、その悲しい思いを向ける先がなく、ただ解決できない状態で過ごすしかない時、「時が解決してくれるはず!」と私は自分に言い聞かせるようにしています。たしかにある程度の時が経てば、その悲しさが和らぎますが、どうしても時の経過だけでは拭い去れない思いもありますよね。このお父様のように手紙という形で文字に起こして書くことにより、悲しい気持ちが幾分か軽くなられ、手紙の内容にも変化があったのではないでしょうか。

 「文字に起こす」と言えば、昨年末に2015年のダイアリー手帳をいただく機会があり、表紙が好きな色だったので嬉しかったのですが、鞄で持ち歩くには大きすぎ、私の常時使っている手帳とは使い勝手が違い、「せっかく頂いたものだから何か使い道がないかなぁ・・・」と考えていた時に、「毎日のちょっとした出来事や思ったことを書き残しておこう」ということで簡単な日記がわりとして使うことにしました。長続きするか少し不安だったので、1年間続けるために一行だけという簡単な日記の日もあります。ただ、寝る前に一日を振り返って文字に起こすことにより、自分の悩みや少し気がかりだったことが整理されて、どうしたら良いかということが分かりやすくなりました。そして、意外とちっぽけな悩みで気持ちが左右されている自分に気付かされることがよくあります。

 漂流郵便局への手紙も私の簡単な日記も、そしてこのブログもですが、心の中で自分が考えていることをきちんと文字として残しておくことの大切さを改めて感じました。

上を向いて歩こう

 経理・事務を担当しています黒田です。

 阪神淡路大震災から20年目の今年1月17日、私は学生時代の友人のソプラノ・リサイタルを聞きに、宝塚の方に行ってきました。宝塚までの電車の中で「あれから20年経ったんだなぁ」と景色を見ながら思っていました。

 震災当日、私が住んでいる京都もかなり揺れました。びっくりして目が覚め、家族が全員無事だと確認して、「まだ揺れるのかなぁ」と思いながら朝になり、普段と変わらずその当時勤めていた会社へ出勤し、普段通り日常業務を進めていました。ただ、会社で流されていたテレビのニュースに出てくる光景が、時間が経つにつれて、この震災の大きさが分かる光景へと変わっていくのをみて、私は茫然としていたことを今でも覚えています。その時、私はまだ新入社員として働き始めたばかりで、自分のことで精一杯で、ボランティア活動などなにも出来なかった自分の未熟さに後々後悔しました。

 彼女のご家族も震災にあわれたこともあり、この節目の20年目に生まれ育った神戸でリサイタルができたことを感謝していると仰って、最後に「上を向いて歩こう」を出演者で合唱されました。

 私が車窓から眺めた美しくよみがえった被災地・・・この震災で多くの人命が失われました。自分の愛する家族・大切な人を亡くされたその悲しみはいつまでも消えることはないでしょう。
 「幸せは雲の上に、幸せは空の上に、上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」
 被災の最中を生きた人々にとっては、心の中で何度も口ずさんだ歌詞なのではないかと思います。私も命あることへの感謝を心に刻み、今を大切に過ごしていこうと思います。