カレーの恩返し

 経理・事務を担当しています黒田です。

 「カレーの恩返し」という商品をご存知でしょうか?

 以前、昼食時にこの商品のことが話題になったのですが、糸井重里さんの「ほぼ日」で作られたカレーの“仕上げ用”のスパイスミックスであるこの商品を、その時、初めて知りました。昨年、糸井さんが率いる「ほぼ日」が上場すると知った時、「どうやって収益を上げているのだろう?」と疑問に思っていました。たまに「ほぼ日刊イトイ新聞」を読むようになってからも、著名人との対談企画など手の込んだコンテンツが満載だけれど、全てのコンテンツが無料閲覧でき、そして他社の広告も一切ない・・・「本当にどうやって収益を上げられているのだろう?」という疑問が残り続けました。

 色んな記事を読む中で、“ほぼ日手帳”と関連商品が売上の7割を占められているということを知りました。1日1ページ、24時間枠で予定を書き込めるこの手帳、主な特長の中で私が一番惹かれたのは「180度フラットに開く」ということです。手帳に書き込む時、「180度フラットに開いて、ページがバラバラにならなければ、どんなに使いやすいだろう・・・」と思うことがよくあるのです。今年は無理ですが、来年はこの手帳を購入して、実際に使ってみたいと思っています。

 「似ているものがある商品は大変ですよね。値段で勝負をしなくてはいけないから。
  “ほぼ日手帳”も安く売れるならそうしますけど。
  似ているものがないので、より“健康的”に提供できるんだと思います」(糸井重里)

 全国で遠隔画像診断事業を行われている団体を、“遠隔画像診断”という言葉だけで大きな一括りにすると、糸井さんが仰っている“似ているもの”に当てはまるのかもしれません。そうすると「より安い方へ」という価格競争が起こってしまうことになってしまいますよね。ちょっと気になり各社のホームページを拝見させていただいていたのですが、会社の規模によっても求めるもの求められるものが違い、そこで働かれる方たちの勤務スタイルなども色々な形があり、各社の“強み”にそれぞれ違いがある、ということが改めて分かりました。

 弊社も設立13年目を迎え、おそらく設立当初と比べると対外的にも、対内的にも、かなり変化があったように思います。今も、少しずつ良い方向へ変化をし続けていると、働きながらも感じることがあります。これからも、より“健康的”に提供できる会社であり続けられるように、私も微力ながら良い方向に変化することを支えられることができる一員であれれば良いなぁと思っています。