経理・事務を担当しています黒田です。
昨年末、ソフトバンクで通信障害が発生したことが大きなニュースになりましたね。私はソフトバンクではなく直接の影響はなかったのですが、思わぬところで大きな影響が起こっていることに驚きました。たとえば、QRコードで本人を確認するコンサート会場で混乱が起こったり、新幹線の指定席券が購入できなかったりなどなど、スマートフォンが私たちの生活に占めている割合の大きさを改めて知ることができました。
「僕の会ったフランス人たちは、例外なく、ゆったりと人生を楽しんでいる。(中略)フランス人たちは、ラーメンをゆっくり食べつつ、おしゃべりをしつつで長居をする。面白いのはお客の立ち振る舞いだ。どの席を見ても、スマートフォンを取り出して、ばちばち打っている人は皆無だし、一人で来た客でさえそうなのだ。(中略)フランス人は、時に何を求めるのか。ゆっくり時間をかけてランチを取るビジネスパーソン、ラーメン屋でパズルを解く客に共通する要素とは、時との上手い付き合い方ではないか。その証拠に、彼らは誰も、スマートフォンを取り出していなかった。そして日本人のように、時に追われる気分を持っていない以上、彼らの作る時計は、正確さよりも、楽しさや美しさを優先したものになるだろう」(広田雅将:生命の目盛りより引用)
フランス人やイタリア人はランチタイムをゆっくりとり、あまり働かない、というイメージを持っている人も多いように思います。一部でそうなのかもしれないですが、この文章のように時間との付き合い方が上手な人が多いのかもしれないですね。
「時間の使い方の最も下手なものが、まずその短さについて苦情を言う」(ラ・ブリュイエール)
私の周りで“絶対にこの人は忙しいはず”と思う人に限って、時間の短さを問題にしている発言を聞いたことがないように思います。逆に“この人はいつ寝ているのだろう?”と思ってしまうくらいです。スマートフォンがあることにより私たちの生活もすごく便利になっています。でも、たまにスマートフォンをしまって、ゆっくりと食事を楽しんだり、友達とのお喋りを楽しんだりする時を過ごすことも大切なことですよね。今年は、時との上手い付き合い方をできるよう過ごしていきたいと思っています。