ブラタモリ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 最近、NHKで放映されている「ブラタモリ」という番組をよく見ます。ご存知の方もおられると思いますが、タモリさんが全国各地に行かれて、“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫られる番組です。先日、スペシャルとして「東京駅」周辺の強大な地下空間を紹介されていたのですが、地下道のでっぱりや凹みもいちいち意味があるのだということが分かり、興味深く見ることができました。

 内容もですが、初対面の方に対しても(と言っても事前に打ち合わせはされていると思いますが)、いつも一緒におられるアナウンサーの方に対しても、家族や近所の方と喋っているようなタモリさんの“喋り”も楽しみの一つです。

 タモリさんのこのような言葉を見つけました。
 「初対面の人と上手く話す秘訣なんて無いんです。
 心構えとしては、初対面と思わない事じゃないですかねぇ。
 この人はよく知っているんだ、仲良しだと思う事です。」

 見ず知らずの人と話をする時、「この人はどういう人だろう?」とか「あまり知らない人だからここまでで話を止めよう」と、無意識のうちに相手に対して警戒心をもって話してしまうことがあります。そして多くの場合、相手はその警戒心を直感的に察知してしまうのだと思います。タモリさんのように「よく知っているんだ!仲良しだ!」と、無理やりにでも“良い先入観”をもち、こちらの警戒心を消してから話をすることが、初対面の人とうまく話すコツなのでしょうね。職場や日常生活において誰に対しても、何事に対しても、“良い先入観”はさまざまな可能性が広がるような気がします。先入観は持たない方がいい、とも言われますが、“良い先入観”を持つことも大切なようにも思いました。