経理・事務を担当しています黒田です。
先日、ある番組でピアニストのアリス=紗良・オットさんという方を初めて知りました。コラボレートアルバムがiTunes世界25ヶ国で1位を獲得するなど、世界を股にかけて活躍されていて、以前から有名な方だそうです。
“ピアニストとは毎日何時間もピアノに向き合って練習をしている人”というイメージが私にはありますが、彼女は決められた練習ばかりでは表現力などを出すことができず、親への反抗も含め、すべての経験が音楽には大切、という考え方で、ピアノに向き合い練習する時間もわずかだそうです。
「人生は、経験しなければ理解できない教訓の連続である」(ラルフ・ワルド・エマーソン:思想家)
音楽のことはよく分からないのですが、誰かが作曲したものを奏でるということは、作曲家がその曲にどのような思いを込めて作ったのかということはもちろんですが、その作曲家の人生、その曲が作られた時代背景など多くのことを理解する。そして、それらをすべて自分のものとして表現をしなければ、誰かの心に残り、心を動かすことが難しいように思います。そのためにも、自らが多くの経験を積み、それらを理解することが出来る人であることが必要なのでしょうね。
音楽に限らず、日常生活の中で人と接している時、その方のちょっとした発言や行動で、「この人はいろんな経験をしてこられたからこのような大きな気持ちで接してくださるのだろうなぁ」と嬉しく思うことがあります。アリス=紗良・オットさんのように音楽を通して多くの人に幸せな気持ちになってもらうような大きなことはできませんが、これからも積極的にいろいろな経験を重ね、私の周りにいてくれる人の一人でも多くの人に幸せな気持ちになってもらえるような人として成長し続けたいです。