うどん自動販売機

 経理・事務を担当しています黒田です。

 うどん自動販売機ってご存知ですか?

 少し前にニュースで取り上げられていたのですが、私は初めて知りました。すでに登場から40年以上たっているらしく、熱々のおうどんとラーメンが食べられる自動販売機で、全国で稼働しているのは京都府舞鶴市のドライブインのみ、遠方から訪れる人も多いらしいです。自動販売機というと全てが自動と思ってしまうのですが、おうどんやラーメンに入れる具材、たとえばチャーシューなどすべて手作りされていることに驚きました。

 「これを今の子どもたちが知ることで、少し時代が戻ればいい。
  完全じゃない人のぬくもりを感じる自動販売機として逆に受けるかも」

 このニュースであるコメンテーターの方が仰った言葉で、私も同感しました。

 今、世の中の変化のスピードが早く、「○○が欲しいな」と思ってインターネットを少し操作したら翌日には手元に届いたり、「○○を買い忘れた!」と夜遅くに気づいても、近くのコンビニに行けば購入できたりなどなど、なんて便利になったんだろうと思うことがたくさんあります。その反面、以前では考えられなかったようなSNSなどにかかわる残虐な事件や思わぬトラブルが多くなっていることも、毎日のニュースで感じられます。

 便利になっていく世の中で、うどん自動販売機のように、ちょっとした人のぬくもりを感じられるところがあると、ホッとした気持ちになることってありますよね。時代の流れについていきながら、たまに少し時代が戻った物事に接することにより人の温もりを感じ、“変わるべきこと、変わらざるべきこと”に柔軟に対応できる人として新しい年も過ごしていきたいです。

吉田羊さん

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、女優の吉田羊さんが出演されているトーク番組を見ました。数年前からドラマ、映画、コマーシャルと幅広く活躍されていて、インタビューなどを聞いているとサバサバした印象があり、同世代の中でも好きな女優さんの一人です。そのトーク番組で、吉田さんが同僚の役者さん、メークなどのスタッフの方など誰に対しても「感謝」という言葉を使われていたのが印象的で、私の中での好感度がまた上がりました。

 「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」(松下幸之助)
 
 日頃“ないもの”に焦点がいってしまって、“あるもの”に感謝することができないということ、偶にありますよね。以前、友人になにかの相談事をした時、「有難う、感謝しています、と言った言葉を毎日口にすると良いよ。そうすると、自然と相手に対して感謝する心をもつことができるよ」というアドバイスをもらったことがあります。その時、私も人並みに感謝の心はもっているとは思っていたのですが、その友人のアドバイスを実行していると、今まで当たり前だった身近な事でも「有難いなぁ」と思えることが少しずつ増えてきたように思います。

 稲盛和夫OFFICIAL SITEの6つの精進の中に「生きていることに感謝する」とあり、“いたずらに不平不満を持って生きるのではなく、今あることに素直に感謝する”と書かれていました。今あることに素直に感謝する、この気持ちを忘れないで日々を過ごしていければ良いなぁと思っています。