経理・事務を担当しています黒田です。
少し季節が過ぎてしまいましたが、今年の秋は「読書の秋」を過ごしてみました。と言っても、実は読みかけでそのままおいていた本が数冊あったので、「買ったときはあまり面白くなかったけれど、今だったら読めるかも!」と思い1冊ずつ読んでみました。
読みかけの本のうち、金美齢さんの「凛とした生き方」がありました。金美齢さんはテレビでのコメントなどがストレートで分かりやすく、一本筋の通った素敵な方だなぁと以前から思っていたのですが、彼女の生き方そのものが平和な日本で育った私には考えられないくらいの激動のものであり、そこから伝わる人間性に引き込まれ、あっという間に読み終えました。
読み終えた時、「以前どうしてこの本を中途半端で終わらせてしまったのだろう?」と少し考えてみました。この本は2007年に発行されていておそらくその時に買ったので約7年前、この7年間、私にも大きな変化・小さな変化とさまざまな変化がありました。大きな変化の一つとしては「会社のHPでブログを書くこと」があげられると思います。
「変化を好む人」と「変化を嫌がる人」と、おおむねこのように分けられると思います。私は「変化を好む人」なのですが、たまに少しばかり「相手の変化を嫌がる」場面があります。
例えば、
いつも購入している物のパッケージが変わったら、「前の方が良かった!」
たまに行くお店のシェフの人が変わったら、「前の味付けの方が良かった!」
と、こんな感じのことを口にすることがあります。でもよくよく考えると、きちんと想いのあることならば、その変化には必ず意味があると思うのですね。最初は良くても、やはり時間が経つとその商品の表現の仕方なども変わってくると…でも私の感覚だけが“最初の良さ”だけで止まっているのだと気づくことがあります。
私は「ブログを書く」ことのように会社から与えてもらった大きな変化も含めさまざまな変化があって、時間が経ち、この秋、本1冊をとっても以前と違う感覚で読むことが出来ました。自分の変化だけでなく、相手が変化をする時も自分の価値観だけで物を言ってしまわず、まずは意味を考えてみて変化を受け入れて、そこから自分の感想を言う、という変化の受け入れ方ができる人って素敵だなと思いました。みなさんはどうでしょう?