野菜の移動販売

 経理・事務を担当しています黒田です。

 水曜夕方、帰り道で野菜などを小型トラックで移動販売されている方がおられ、気になりながらも長い間素通りをしていました。きっかけは忘れましたが、昨年後半頃からちょくちょくお野菜を買って帰るようになっています。買い続けている理由の1つには、販売されている方とはもちろんですが、その場に買いに来られている方とも、なんとなく会話が始まることに人としての温かみを感じている、ということもあるように思っています。

 当たり前のことが当たり前でなくなったこの3年間、ソーシャルディスタンスや自粛警察という言葉を聞く機会が増え、マスクやアルコールなどの買い占めによる価格の高騰などなど、なんとなく人間関係がギスギスした社会になっていたようなことを思い出します。長かったマスク生活も今年3月から緩和ムードになり、今月8日からは屋内外を問わず、原則として個人の判断に委ねる方針になりますね。

 「自分のことよりちょっと他人のことを考えるこんな事ができる人を心豊かな人という」(雪山隆弘)

 人間との繋がりを時には煩わしく思う時もありますが、人は一人では生きていけないですし、もちろん人のみでも生きられないですよね。人に対しても、環境に対しても思いやりを大切にすることができる心豊かな人間でありたい、と常に思っています。

その裏には積み重ねがある

 経理・事務を担当しています黒田です。

 1月22日、車いすテニス男子の国枝慎吾選手が現役引退を発表されましたね。
 昨年も素晴らしい成績で、今年の活躍を楽しみにしていただけに、突然の引退は非常に寂しいです。

 引退会見で、子供たちにメーセージを。自信をつけるためには?という質問への答えが印象に残りました。
「(自信をつけるための)メンタルトレーニングは1位になる前からやっていたが、それだけやっていれば1位になれるなら皆1位になれる(笑)。その裏には、1日に同じような練習をずっと繰り返し反復でやるといった積み重ねがあり、“俺は最強だ”を毎日言い続けている分、反復の練習のクオリティが上がってくるわけです。“こんな集中力で本当に俺は最強と言い切れるの?”と自分自身に問いながらの練習というのは、練習の質を上げることにつながったと思います。そうやって自分自身断言するトレーニングは、僕自身はすごく効果がありましたけど、その裏には積み重ねがあることを伝えたいです」

 以前、長年の目標を達成した後、そのあとのことを考えると不安で仕方ない時期がありました。今も不安がなくなったわけではありませんが、不安を解消するために「本当にこの考え方であっているの?」や「なぜこのような処理をするのだろう?」と少しでも疑問に思うことがあれば調べる・考え直すという時間は惜しまないようにしています。なので、一つの答えを出すのに驚くほど時間をかかることもありますが、本当に少しずつですが自分で歩んでいる、という自信がついてきているように思うことがあります。

 「重荷があるからこそ、人は努力するのである。
       重荷があるからこそ、大地にしっかりと足をつけて歩いていける」(野村克也)

 これから先、もちろん不安が大きくなり、自分に自信がもてなくなる場面もたくさんあると思います。常に自分自身に問い続け、調べる・考え直すという小さな努力を惜しまずに、まだ成長していきたいと思っています。

222回目です。

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 この投稿が222回目となります!
 2013年4月からスタートしたので丸10年になります。少しだけですが書くことに慣れてきたようにも感じていますが、言葉を文章にするのは難しいなぁといつも思います。

 印象に残る文章を見つけました。
「ルーティンワークの良さの一つは毎日同じことをすることで、小さな違いに気付くことができることです。毎日コツコツとやっていくことの積み重ねは自分を裏切らないですし、精神的な安定や強さにも大きく作用してくれると思っています」(世界と競うこと、日々の暮らしを生きること。杉山愛に学ぶアスリートのメンタル、壁の乗越え方 MELOS 2017.6.14)

 始めた当初は気付かなかったのですが、最近ブログを継続して書いていることにより、日々の行動や考えが整理でき、自分を見つめ直すことができています。例えば、疑問に思っていることなどについてブログを書く時、そのことに関する情報を収集し、文章にしていくことによりだんだんと頭の中が整理されていきます。そして、「そのように考えたら良いんだ!」や「ここの認識が甘かったなぁ」と気づき、行動などを修正することができているように思います。

 「継続するということは、同じことの繰り返しではなく、成長し続けること」(伊達公子)

 これからも少しでも人として成長し続けていけるように、ブログを書き続けたいと思っています。

バタフライエフェクト

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 最近、NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」という番組を観ています。内容は、世界各国から収集した貴重なアーカイブ映像で現代史をたどるというものです。たとえば、わずか4日違いで生まれた喜劇王チャップリンと独裁者ヒトラーの因縁の二人の終わりなき闘いや冷戦下の東ドイツでの抑圧された社会で見えない将来に絶望していた物理学者のアンゲラ・メルケルさん。その後ベルリンの壁崩壊により絶望の中から希望をつかんだ宰相メルケル誕生などなど。戦後の日本という国に生まれ育った私にはこの番組を通して考えさせられることがたくさんあります。

 最近、印象に残る文章をみつけました。
「幸福以外のものを目的として生きるとき、人は幸福になれる。
 幸せになりたいと願っても、幸せにはならない。それは、現在を否定しているからです。
 今生きていること自体が奇跡的な幸運なのに、これ以上を求め、ないものを求め、
 そして、今を幸せではないと決めつけて、現在を否定しているからです。(中略)
 今をどう生きるかを徹底的に考え、その生き方を貫こうとすることです。
 人生は事後的にいつもやってくる。幸せだったなと。そして、そう思える今も幸せだなと。
 これが、私たちの生きた結果です。生きること。このことの中しか幸せはないのだから。
 そして、そのために今を肯定して全力投球することです。」(生きる 2023.1.16 三山不動産)

 「1日ずつ、人生最高の日にしよう」(ジョン・ウッデン)

 今年の目標に「行動に起こす」ということを掲げました。今までは何かやりたい事や行きたい所があっても、なんとなく躊躇したり、一緒に行動してくれる友達を誘ったり・・・となかなか一歩を踏み出すのに時間がかかっていました。有限である時間を大切に、日々を全力投球で過ごしたいと思っています。

ひとりじゃ味わえないたのしみ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 このブログで度々でてくる月1回のテニス、メンバーの1人が海外赴任のため、来月アメリカ行ってしまいます。昨年10月に直接、海外赴任の話を聞いた時、「起こって欲しくないことが起こってしまったわ。これからのテニス、私はどうしたらいいの?!」とわけわからないことを本人に相談してしまう・・・ということをしてしまいました。というのも、スケジュール調整、テニスコートの予約、練習内容の決定などなど、彼の存在は私だけでなく、みんなにとって本当に大きなものになっていたからです。

 「ひとりの時間は大切なのだけれど、だれかがいて、だれかがよろこんでくれたり、だれかがたのしんでくれることがなかったら、じぶんもおもしろくないのだ。大玉のスイカをみんなで食べるという図はわかりやすいが、切って売ってるスイカだとしても、ひとりだけよりも、だれかと分けて食べるほうがいい。“おいしい”もいいけれど“おいしいね”はもっといい。分け合ったり、ゆずり合ったり、少々取り合ったり、確かめ合ったりというようなことは、めんどくさいと思えるようなことでもあるのだけれど、ひとりじゃ味わえないたのしみがあるよね。“あなたもよろこぶこと”が“わたしもうれしい”は、人間の味わえる最高のよろこびかもしれないとさえ思う」(ほぼ日刊イトイ新聞 2021.9.29)

 みんなのテニスレベルも着々と上がってきて、プレー中はどうしても真剣になってしまうのですが、コート以外の場所では失敗したプレーについてアドバイスをもらったり、他愛もない笑い話をしたり・・・みんなでいるからこの時間が楽しいんだなぁ、と最近よく思います。

 「自らも楽しみ人々にも喜びを与える。大切な人生をこうした心構えで送りたい」(松下幸之助)

 今年も少しばかりの上達を目標に、みんなと一緒いられる時間があることに感謝して、楽しみながらテニスを続けていきたいです。

フードロス

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 今年も残りわずかとなりましたね。みなさんにとってはどのような1年でしたか?
 私にとっては心にも行動にも余裕がもてるようになった1年となりました。先日ふと、鳥が空を自由に飛んでいる姿を見て、「コロナ!コロナ!」と騒いでいたのは私たち人間だけだったんだなぁ、と改めて思いました。

「パンデミック(感染症の世界的流行)の周期が短くなり、人々が恐怖とストレスを抱えながら暮らすようになったり、非接触のコミュニケーションばかりになったりする。地球環境に負荷をかけ続けた結果が、人類の進化にどう影響するのか。既存の価値観や思想を考え直す、大きな歴史の転換点に来ているのかもしれません。“いかに生きるべきか”が問われる時代になっているのではないでしょうか」(地球からの警告に向き合う時代に 新浪剛史 日本経済新聞 2020年8月21日)

 コロナ禍によって、自分だけの意思ではどうにも出来ないことがたくさんありましたよね。たとえば、入学式・卒業式などの人生の区切りである行事を行えなかったり、大切な方との最後のお別れをできなかったりなどなど・・・「仕方がないよね」の言葉では終わらせられなかったですよね。

 「人は水や空気が無ければ生きていけません。
           そんな当たり前の事を忘れて、人間は自然を破壊している」(倉本聰)

 地球温暖化、海洋汚染、森林破壊など地球上にはさまざまな環境問題が存在しています。これから先、私たちの子孫に「仕方がないよね」という言葉で終わらせることがないように、私たち大人が環境問題に真剣に向き合っていかないといけないですよね。その一つとして、今年はフードロスをしてしまうことが多かったので、新しい年はフードロスの量を減らすように食材の購入に気を配っていくことを目標にしたいと思います。

写真

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 9月中旬、男子テニスの元世界ランク1位のフェデラー選手が引退を発表されました。最近はケガのため試合から遠ざかっておられたのですが、また復活してプレーが観られることを楽しみにしていただけにファンとしては大変ショックでした。

 フェデラー選手の引退コメントが印象に残っています。
「長年にわたってテニスが私に与えてくれた贈り物の中で、間違いなく最も偉大なものは、その道のりの途中で出会った人達である。それは、友人達であり、対戦相手であり、そして何よりテニスというスポーツに人生を捧げているファンの方々である」

 「人と出会ったおかげで、自分とも出会えた」(谷川俊太郎)

 最近会った友人が「人と食事などに行ったとき、必ずその人と一緒の写真を1枚撮るようにしている」との言葉に少し自分を見直そうかと考えることがありました。私は写真を撮るのも写るのも基本的に苦手なのですが、人生100年時代の後半になった今、今まで避けていた“写真”というものにもう少しスポットをあてて過ごしていくのも良いのではないかなぁと考え始めています。人間関係は難しいこともありますが、人と会うことによって自分の考え方を少し良い方向に変えることもできますよね。人と出会うこと・人と会うことの大切さ、というのを改めて感じた友人との再会でした。

国枝慎吾選手

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 プロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾選手が今年7月に開催されたウィンブルドン選手権でシングル初優勝を飾られ、4大大会全制覇とパラリンピック金メダルを意味する「生涯ゴールデンスラム」の大偉業を達成されましたね。

「今回のウィンブルドンで、タイトルは全て取りきったと自分自身にも言えると思いますし、テニスをどううまくなるか、少しでも極められるかに集中していきたいと思います。それがスポーツの原点かなと思っていて。できないことができるようになる瞬間、今まで打てなかったショットが打てるようになった瞬間というのが、1番テニスをやっていて楽しい瞬間でもあるんですよね。より良いショットを打つことを原動力として、これからプレーしていきたいかなと思いますね」(日テレNEWS 8月6日16:20配信:国枝慎吾×有働由美子 “金メダルで満足”「あれ以上の喜びはない」と”テニスに求めるものがなくなった“と明かす)

 運動不足解消のためという軽い気持ちで再開したテニスですが、やはり楽しいのですよね。練習では自分のイメージ通りにストロークが打てたり、ボレーがきれいな角度で決まったりするのに、試合になるとボールが浮いてオーバーしてしまったり、ボレーがぼてぼてになったり・・・「どうして練習で打てるのに試合になったら打てないの?」とテニス仲間に今更の疑問を投げかけたら、「みんな、そうですよ!」と。毎回毎回こんなことの繰り返しなのですが、「気持ちいい!」というショットを打てる瞬間があるから楽しく続けることが出来ているのでしょうね。

 「しあわせはいつも じぶんのこころがきめる」(相田みつを)

 今年上旬から一般的な内容の問い合わせでかかってくる電話については、私が受けています。最初に、電話をかけてこられる人が少しでも不快な気持ちにならないように気を付けよう、ということで「第一声を明るく対応する」ということを決めました。先方に感想を聞いたりすることはないので自己満足なのかもしれないですが、これからも続けていきたいと思っています。

だって、人間なんだから

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 このブログでも何度も犬のことを書いているように私はかなりの犬好きです。Instagramでも犬に関するものをたくさんフォローして、毎晩それをひたすら見るのが私の楽しみの一つです。しかし、この世の中には犬好きな人ばかりではなく、犬が嫌いという人もたくさん居られることをいつも頭の片隅に置いて行動・発言をしなければならないとも思っています。これと同様に、自分の生き方が全てではなく、色んな生き方のいる人がいることを知るだけではなく、理解もしていかなければならないと思っています。

 僧侶・メイクアップアーティスト・LGBTQ活動家の西村宏堂さんの言葉が印象に残りました。
「例えば、環境問題の議論において、プラスチックを絶対悪として皆に脱プラを強要するというような人は、プラスチックを使わないでも生きていける環境にいる人たちかもしれません。今日、ご飯を食べられるかどうか、という状況に置かれた人たちにも同じ選択ができるとは思いません。私は、人に何かを強制したり、自分が正しいと断言するのは、自分の見識の低さを露呈することでもあると思います。世界中の人たちの生活を全部知っている人など存在しないわけです。だから本質的には、さまざまな社会運動においても、こちらの方が理想的ではないですか?という提案しかできないと思うんです。ですから、違う意見を持つ相手のことを理解しようとする態度が必要だと思います」(VOGUE 2021.10.13)

 「自分の価値観で人を責めない。1つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。
             心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる」(吉田松陰)

 価値観については、新型コロナウィルス感染症が拡大した頃、自分の考え方や行動の良し悪しといった判断基準に常に向き合う生活になり悩むことが多かったです。情報を吸収し過ぎて“判断基準=メディア”になってしまったこともあり、メディアが良しとしている行動を少しでも外れてしまった人に対してすぐに「NO!」だという感情を持ってしまっていた時期もありました。生きていれば誰にだって失敗もあるし、自分と全く同じ価値観の人とまず出会うこともないですよね。もう少し人間であることを楽しみながら、「だって、人間なんだから」という柔らかい気持ちで人と接していける人生をこれからは送っていきたいです。