フードロス

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年も残りわずかとなりましたね。みなさんにとってはどのような1年でしたか?
 私にとっては心にも行動にも余裕がもてるようになった1年となりました。先日ふと、鳥が空を自由に飛んでいる姿を見て、「コロナ!コロナ!」と騒いでいたのは私たち人間だけだったんだなぁ、と改めて思いました。

「パンデミック(感染症の世界的流行)の周期が短くなり、人々が恐怖とストレスを抱えながら暮らすようになったり、非接触のコミュニケーションばかりになったりする。地球環境に負荷をかけ続けた結果が、人類の進化にどう影響するのか。既存の価値観や思想を考え直す、大きな歴史の転換点に来ているのかもしれません。“いかに生きるべきか”が問われる時代になっているのではないでしょうか」(地球からの警告に向き合う時代に 新浪剛史 日本経済新聞 2020年8月21日)

 コロナ禍によって、自分だけの意思ではどうにも出来ないことがたくさんありましたよね。たとえば、入学式・卒業式などの人生の区切りである行事を行えなかったり、大切な方との最後のお別れをできなかったりなどなど・・・「仕方がないよね」の言葉では終わらせられなかったですよね。

 「人は水や空気が無ければ生きていけません。
           そんな当たり前の事を忘れて、人間は自然を破壊している」(倉本聰)

 地球温暖化、海洋汚染、森林破壊など地球上にはさまざまな環境問題が存在しています。これから先、私たちの子孫に「仕方がないよね」という言葉で終わらせることがないように、私たち大人が環境問題に真剣に向き合っていかないといけないですよね。その一つとして、今年はフードロスをしてしまうことが多かったので、新しい年はフードロスの量を減らすように食材の購入に気を配っていくことを目標にしたいと思います。

写真

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 9月中旬、男子テニスの元世界ランク1位のフェデラー選手が引退を発表されました。最近はケガのため試合から遠ざかっておられたのですが、また復活してプレーが観られることを楽しみにしていただけにファンとしては大変ショックでした。

 フェデラー選手の引退コメントが印象に残っています。
「長年にわたってテニスが私に与えてくれた贈り物の中で、間違いなく最も偉大なものは、その道のりの途中で出会った人達である。それは、友人達であり、対戦相手であり、そして何よりテニスというスポーツに人生を捧げているファンの方々である」

 「人と出会ったおかげで、自分とも出会えた」(谷川俊太郎)

 最近会った友人が「人と食事などに行ったとき、必ずその人と一緒の写真を1枚撮るようにしている」との言葉に少し自分を見直そうかと考えることがありました。私は写真を撮るのも写るのも基本的に苦手なのですが、人生100年時代の後半になった今、今まで避けていた“写真”というものにもう少しスポットをあてて過ごしていくのも良いのではないかなぁと考え始めています。人間関係は難しいこともありますが、人と会うことによって自分の考え方を少し良い方向に変えることもできますよね。人と出会うこと・人と会うことの大切さ、というのを改めて感じた友人との再会でした。

国枝慎吾選手

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 プロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾選手が今年7月に開催されたウィンブルドン選手権でシングル初優勝を飾られ、4大大会全制覇とパラリンピック金メダルを意味する「生涯ゴールデンスラム」の大偉業を達成されましたね。

「今回のウィンブルドンで、タイトルは全て取りきったと自分自身にも言えると思いますし、テニスをどううまくなるか、少しでも極められるかに集中していきたいと思います。それがスポーツの原点かなと思っていて。できないことができるようになる瞬間、今まで打てなかったショットが打てるようになった瞬間というのが、1番テニスをやっていて楽しい瞬間でもあるんですよね。より良いショットを打つことを原動力として、これからプレーしていきたいかなと思いますね」(日テレNEWS 8月6日16:20配信:国枝慎吾×有働由美子 “金メダルで満足”「あれ以上の喜びはない」と”テニスに求めるものがなくなった“と明かす)

 運動不足解消のためという軽い気持ちで再開したテニスですが、やはり楽しいのですよね。練習では自分のイメージ通りにストロークが打てたり、ボレーがきれいな角度で決まったりするのに、試合になるとボールが浮いてオーバーしてしまったり、ボレーがぼてぼてになったり・・・「どうして練習で打てるのに試合になったら打てないの?」とテニス仲間に今更の疑問を投げかけたら、「みんな、そうですよ!」と。毎回毎回こんなことの繰り返しなのですが、「気持ちいい!」というショットを打てる瞬間があるから楽しく続けることが出来ているのでしょうね。

 「しあわせはいつも じぶんのこころがきめる」(相田みつを)

 今年上旬から一般的な内容の問い合わせでかかってくる電話については、私が受けています。最初に、電話をかけてこられる人が少しでも不快な気持ちにならないように気を付けよう、ということで「第一声を明るく対応する」ということを決めました。先方に感想を聞いたりすることはないので自己満足なのかもしれないですが、これからも続けていきたいと思っています。

だって、人間なんだから

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 このブログでも何度も犬のことを書いているように私はかなりの犬好きです。Instagramでも犬に関するものをたくさんフォローして、毎晩それをひたすら見るのが私の楽しみの一つです。しかし、この世の中には犬好きな人ばかりではなく、犬が嫌いという人もたくさん居られることをいつも頭の片隅に置いて行動・発言をしなければならないとも思っています。これと同様に、自分の生き方が全てではなく、色んな生き方のいる人がいることを知るだけではなく、理解もしていかなければならないと思っています。

 僧侶・メイクアップアーティスト・LGBTQ活動家の西村宏堂さんの言葉が印象に残りました。
「例えば、環境問題の議論において、プラスチックを絶対悪として皆に脱プラを強要するというような人は、プラスチックを使わないでも生きていける環境にいる人たちかもしれません。今日、ご飯を食べられるかどうか、という状況に置かれた人たちにも同じ選択ができるとは思いません。私は、人に何かを強制したり、自分が正しいと断言するのは、自分の見識の低さを露呈することでもあると思います。世界中の人たちの生活を全部知っている人など存在しないわけです。だから本質的には、さまざまな社会運動においても、こちらの方が理想的ではないですか?という提案しかできないと思うんです。ですから、違う意見を持つ相手のことを理解しようとする態度が必要だと思います」(VOGUE 2021.10.13)

 「自分の価値観で人を責めない。1つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。
             心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる」(吉田松陰)

 価値観については、新型コロナウィルス感染症が拡大した頃、自分の考え方や行動の良し悪しといった判断基準に常に向き合う生活になり悩むことが多かったです。情報を吸収し過ぎて“判断基準=メディア”になってしまったこともあり、メディアが良しとしている行動を少しでも外れてしまった人に対してすぐに「NO!」だという感情を持ってしまっていた時期もありました。生きていれば誰にだって失敗もあるし、自分と全く同じ価値観の人とまず出会うこともないですよね。もう少し人間であることを楽しみながら、「だって、人間なんだから」という柔らかい気持ちで人と接していける人生をこれからは送っていきたいです。

笑顔

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 あっという間に明けてしまったと思った今年の梅雨でしたが、その後少し梅雨のようなお天気が戻ってきて、そして「暑いですね」という言葉がついつい出てしまう日が続いていますよね。そして、なんとなくネガティブな出来事が社会全体にも増えていっているように感じています。そんな時だからこそ、よく食べよく寝て、今を一生懸命、そして楽しく過ごしたいですよね!

 「楽しいときに笑うのは当たり前。苦しいとき、悲しいとき、“にもかかわらず”笑おう」
                                     (斎藤茂太)

 どんな時も笑顔でいることを忘れずに過ごしていきましょう。

加圧トレーニング

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 昨年秋頃から始めた加圧トレーニング、もうすぐ1年になります。先日、トレーナーの方が「1年続けられたということも凄いですし、来られた当初とは全然違いますよ」と褒めてくださりました。やり始めた当初は、スクワットをやるとフラフラしてなかなか回数ができない、ダンベル500gを持っただけで筋肉痛・・・本当にひどいものでした。年齢的に基礎代謝が落ちてきていることを痛感し始め、何歳まで命が続くのか分からないけれど最後まで自分の2本足で歩いていたい、という理由から加圧トレーニングを始めました。あとは短時間でOKなので、時間が確保しやすく継続できるのではないだろうか、という理由もあります。

 「どんなことでも継続して、努力していけば力になります」(野口みずき)

 今ではスクワットの回数もダンベルの重さも順調に伸びて、筋肉痛になる頻度もかなり減り、継続して通っていることにより体力にも少しずつ自信がもてるようになってきています。これからも目標を忘れずに、無理しない範囲で継続していきたいと思っています。

生きること

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 このブログでもたびたび登場しているわが家の愛老犬君、「犬は人間の6倍の速さで生きている」といわれることもあるように、ここ数ヶ月で後ろ足がだいぶん弱り、耳はほぼ聞こえなくなり、目もぼんやりと見える状態のようですが、相変わらずの食欲で元気に過ごしています。物にぶつかったり、なにもないところで躓いている彼の姿をみていると、「いつか自分の力で歩けなくなるんだよね?いつか自分の力で食べれなくなるんだよね?」ということをついつい考えてしまいます。でも、当の本人(本犬?)は食べ物を目の前にすると尻尾をメトロノーム状態にして喜び、今だけを精一杯生きています。

「なくなった過去を振り返るのではない。人生がどれほど続くかは誰にも分からないが一日とて同じ日は来ない。その連続をミスしたくないと思うし、ほかの誰のためでもなく、いま生きている証しを深く刻んでいきたい。きっと理由がありここにいる」(2022年、大江千里の職業は「生きること」:Newsweek日本版2022.1.8)

 コロナウイルス感染症を騒ぎ出した頃、「明日が必ずおとずれるとは限らないのだ」と痛感しながらも、目に見えないウィルスの怖さに一日一日をやっと過ごしていたように覚えています。

「予想外の人生になっても、そのとき、幸せだったらいいんじゃないかな」(松岡修造)

 今はもちろんウィルスへの怖さも残っていますが、戻ってこない過去を後悔したり、何が起こるか分からない将来に不安を感じる日々を過ごすのではなく、今という時間を大切に、楽しみながら、精一杯生きていきたいと、改めて思っています。

みいちゃんのお菓子工房

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 14歳の店長兼パティシエ みいちゃんをご存知ですか?
 「みいちゃんのお菓子工房」としてテレビで紹介されていたのを何度か観たことがあり、先日お菓子工房のHPをゆっくり拝見しました。みいちゃんは、極度の不安病で、自宅以外の集団生活の場では自分の体が自分の意思で動かせない「場面緘黙症」の症状と今も闘っておられます。小学4年生までは1日飲まず食わずで頑張って学校に通ってられたそうですが、とうとう小学4年生の時に学校に行けなくなり、その時“社会から閉ざされることがないように”とご両親が新しく買い与えた携帯に料理やお菓子のレシピが検索できるレシピを入れられ、それから人が変わったようにひたすらお菓子作りを独学で始められたそうです。それから数か月後「みいちゃんはパティシエになってみんなを笑顔にしたい。いつか自分のお店を持ちたい」という夢を語られるようになったそうです。

 「それはビジョンじゃない。ゴールだ。本当のビジョンは何だ?」
                (ロバート・メイリー博士:山中伸弥さんの恩師)

 数年前ですが、私の中での大きな目標が達成できた時、「その後、私はどうしたかったのだろう?」と悩む時期があり、ビジョンを忘れ目標を達成することがすべてになっていた行動に反省したことを覚えています。今は、自分の仕事や日々の行動を通して、誰かを少しだけハッピーに、笑顔にできるといいなぁと思っています。その思いをいつも忘れないように日々を大切に過ごしていきたいです。

全てはコミュニケーションである

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 「あれぇ、この距離のボールも追いつかなくなったんだなぁ?」と体力低下をひしひし感じながらも楽しく続けている月1回のテニス。テニス仲間とコミュニケーションを取りながら過ごせる時間が本当に嬉しいです。

 このような文章を読みました。
「不安、疑心暗鬼、強迫観念が、有事の緊張を作るのでしょう。だからこそ平時から対話・コミュニケーションを持つしかないのだと思います。このことは、国と国の関係だけではなく、あらゆる人間が絡む関係について云えることです。全てはコミュニケーションである。よく肝に銘じたいと思います」(松本大のつぶやき:ウクライナに思う 2022.2.17)

 2月下旬からのウクライナ情勢の緊迫化、同じ世界で起こっているのが信じ難いような映像が流れる日々が続いています。コロナ禍により誰もがコミュニケーションを取りづらい日々が長く続き、人と会えてもマスク越しなので表情が分かりにくいですよね。自分の気持ちを目の表情であらわすように心掛けているのですがなかなか難しいです。

 「ほほえみには、私たちの心の中にある目には見えない愛を、
     目に見える形にして相手に伝えるコミュニケーションの役割があるといえます」(渡辺和子)

 もう少しマスク越しの日々が続きそうですが、今まで以上に目の表情に気を付けながらも、人と会うことができる時間を大切に過ごしていきたいです。
そして、一日でも早く世界中の誰もが平和な時間を過ごせる日がおとずれることを祈るばかりです。

前澤友作さん

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年末、実業家の前澤友作さんが日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在され、そこから発信された様々な出来事が話題になりましたね。ご本人が発信されたYouTubeなどのSNSは拝見していませんが、ニュースなどで取り上げられていた情報だけでも、「簡単な日常の行動(歯磨き、寝方など)が無重力の世界だとこんな風になるのだなぁ」と大変興味深かったです。

 前澤さんの興味ある記事を見つけました。
「お金について単なる社会的価値を数字で示す道具として考えている人が多いのですが、僕はお金を、“ありがとう”という感謝の念を伝える際に使うものだと捉えています。たとえば何か素敵な品物を購入したとき、生産者、店員の方々はもちろん、運送・運搬してくれる人に“ありがとう”と謝意が生まれる。その謝意を金額が表しており、金額の多い少ないは“ありがとう”の総量の違いだと思っています」(文春オンライン 僕の「お金の哲学」を語ろう2021.2.25)

 前澤さんが宇宙に行かれることについては様々な批判があったようですね。前澤さんに対しては、私もマイナス面の先入観をもちながら発信される派手なパフォーマンスなどを受け取っていましたが、「お金を“ありがとう”という感謝の念を伝えるために使うもの」という考え方に共感し、これからは先入観を少しずつなくして発信されるパフォーマンスを受け取れるような気がします。

 「先入観は可能を不可能にする」(佐々木洋、花巻東高校野球部監督)

 人だけでなく、仕事や日常生活でも先入観に捉われてしまうことが私にはあります。たとえば、仕事内容について自分流で処理を確立していることも多かったようで、今、共有できるように進めている中で、「この方が効率が良いのでは?」や「このようにファイルを作成した方が誰もが使えるのでは?」ということを言ってもらえるようになり、かなり良い方向に変化していっているように思っています。「以前からやっていた方法だから正しいに違いない」と先入観にとらわれてしまい、それ以上のことを自分で考えることをせず、非効率なやり方などを続けていたのでは、と反省しています。これからは先入観のみで判断せず、何事にも挑戦をする気持ちを持ち続けて自分の世界を少しでも広げていければと思っています。