練習以上のことは出ない

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、男子プロテニスプレーヤー 錦織圭選手が世界ランキング9位にはいったことがニュースになりました。錦織選手は、私の中ではいつも怪我とたたかっているイメージがあり、今シーズンに入って様々な試合で上位にランクインしたり、元世界チャンピオンのフェデラーに勝ったりと、良いニュースを聞く機会が増えたと思っていました。と、先日、ある報道番組で、錦織選手の今シーズンからのコーチがマイケル・チャン元選手だということを初めて知りました。

錦織 圭 フィフティーン・ラブ

 マイケル・チャン元選手は、私が学生時代にテニスをしている時のトッププレーヤーの一人で、他のトッププレーヤーに比べると小柄で、コートを右に左に、後に前にと自由自在に動く運動能力の高さとしつこいプレーをする選手で、私の中では好きなプレーヤーの一人でした。マイケル・チャン元選手の試合は女子の試合に近くラリーを続けるイメージがあり、「少しでも参考になれば・・・」と思い彼の現役時代はテレビで試合を見ていましたが、もちろんレベルが違い過ぎたので圧倒されるばかりで終わってしまっていましたが・・・。

 錦織選手の別でのインタビューでこの様な記事がありました。心理面でマイケル・チャンコーチから教わったことは?という質問に、「一番心に残っているのは、練習でどれだけ自分を追い込むかによって、試合を楽に戦える、と。練習はきついですけどね。ただ、今までにないやる気というか、光は見えてきた気がします。」という言葉がありました。

 “練習以上のことは出ない”(フランクリン・ルーズベルト第32代米国大統領)

 ルーズベルト大統領は「演説の天才」と呼ばれていたそうですが、原稿用紙1枚分の演説に1時間かけて考えることを基本としていたそうです。こんなに偉大な方でもこれほどの準備をされていたことに驚きましたが、万全な準備をして、相手の前で完璧なサービスを見せられる人が天才といわれるのかもしれないですね。

 錦織選手もマイケル・チャンコーチとの二人三脚でグランドスラムで優勝する日がおとずれるといいなぁと思っています。

世界一貧乏な大統領

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 9月中旬、台風18号で京都の一部の地域では大きな被害がでました。同じ京都に住んでいる私もニュースなどの映像をみて、あまりの大きな被害に驚き、自然災害の怖さを再認識しました。

 その数日後、偶然テレビで世界で最も貧しい大統領と言われているウルグアイの“ホセ・ムヒカ大統領”のブラジルで昨年開催された「国連持続可能な開発会議(リオ会議)」でのスピーチを聞きました。

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「質問させて下さい、
ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるでしょうか。
息をするための酸素がどれくらい残るのでしょうか。
我々の前に立つ巨大な危機問題は環境問題ではありません、政治的な危機問題なのです。」

 彼は物質的な豊かさや利便性を無限に求めていく方向性に強い違和感を覚えているのだろうと思います。日本でもここ数年、「ゲリラ豪雨」や「竜巻発生」など今までに経験したことのないような自然災害が次々と起こり、ニュースで報道されるたびに私も「地球の温暖化が問題なのだろうなあ」と思っています。

 最後に彼は、この様に話しています。
「発展は幸福の対抗にあってはいけないのです。
発展というものは人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。」

 彼は給与の大半を財団に寄付しているそうです。そして彼が本当の幸福として挙げたのは「愛情、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、必要最低限のものを持つこと」でした。私も日々の生活で“本当の幸福”をいつもどこか片隅に覚えて過ごしていきたいと思います。

面白そうだなと思うことはとりあえずやってみる

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 8月、あるテレビ番組で作家 林真理子さんが特集されていました。私の中で林真理子さんは正直、以前から同じ女性として良くないイメージがありました。彼女の本を読んでも、どうしてもこの良くないイメージが先行していました。今回30分間という短い特集でしたが、その中で林さんから出る言葉がすごく素直で、色々な人の気持ちを代弁しているような気がし、少しですが身近な女性に感じ、以前からの良くないイメージもなくなりました。また、もうすぐ還暦だそうですが、現状に甘んじることなく常に努力を続けている輝く女性作家さんだと思い、もっと彼女の本やエッセイを読んでみたいなぁとも思いました。

野心のすすめ (講談社現代新書)

 林さんのいくつかの言葉の中で、
「やってしまった後悔は心に傷は残るがやがて癒える。
 やらなかった後悔はいつまでも消えない。
 面白そうだなと思うことはとりあえずやってみる。」
という言葉が一番印象に残っています。

 この言葉は、ニュアンスは違いますが私にも経験があります。以前にブログで書きましたが、今ある資格取得を目標に勉強しています。スタートした年齢は一般的には遅いと思いますし、暗記量などかなりのボリュームがある試験なので、年々厳しく感じています。8月に本試験がありましたが、試験2~3ヶ月前は模擬試験のオンパレードとさまざまな焦りなどから、それまで維持していた順位が維持できなくなってきて、「これは私には向いていないのでは・・・」とか「体力的にきついよね・・・」などなど弱音を吐く日々も多かったように思います。

 でもいざ本試験会場に行けば、私よりも明らかに年齢が上の方もたくさん居られ、その方達が黙々とテキストなどを読まれている姿をみて、なんだか試験前に弱音を吐いていた自分を恥ずかしく感じました。

 同じ試験を受けている友達の年齢も20歳代前半~50歳代と幅広く、その資格取得後の夢や進路はさまざまです。なので、本試験会場におられた方達も色んな理由があって受験されていると思います。でも、どんな理由でも、年齢などを理由にしてチャレンジせずに後悔するよりは、年齢に関係なく何事にもチャレンジすることは素晴らしいことだなぁと暑い試験会場で思っていました。

思い込み

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 祇園祭も終わり、8月になりました。去年の今頃は、日本中がロンドンオリンピックで盛り上がっていましたね。

 先日、ある報道番組でプロゴルフプレーヤー 松山英樹選手と松岡修造さんとの対談を見ました。

 ちょうど全英オープン前のインタビューであり、松岡さんが「どうなりたいですか?最終的には?」と松山選手に聞かれました。松山選手は「メジャーで勝ちたいですね。全部勝ちたいですね、欲をいえば。日本人がメジャーで勝てないのは、体格のせいにしたり、色んなせいにするかもしれないけど、“日本人だから勝てない”とかは思い込みなんじゃないかなとは思います。」という答えをされました。

 まだ21歳で先日プロになったばかりの松山選手の言葉に、私は感心してしまいました。私だったら「試合に臨む前に、あんまり大きなことを言葉にだしちゃって、結果が悪かったらどうしよう…」という思いが先にでてきて、こんなにポジティブな発言はできないのですが、やはり大物と言われる人は違うのですね。

 自分の掲げている目標を達成するための努力や計画的な行動というのは、日々大切ですし、どの人達もされていることだと思います。でも、松山選手が仰っているように、最初から物事を決めつけてしまうという”思い込み”を無くすことも同じくらいに大切なのだということも思いました。私はよくやってしまうことですが、目標が達成できなかった時のことや失敗することのイメージを先にもってしまうことがあります。結局、このようなイメージを先にもってしまうことによって、負の連鎖を自分で呼び寄せてしまい、良い結果に結び付かないのだろうなぁと思っています。

 仕事、勉強やスポーツなどどんなことでも、“優勝したり、トップ集団にいたり”と結果を残している人達は、「他人に勝っているのではなく、最初から物事を決めつけてしまうという“思い込み”をもたないという自分に勝っている」のではないかと思います。自分の掲げている目標を達成するためには、他人と比較したりするのではなく、まずは自分のベストを引き出すことに集中してみるのがいいのでしょうね。私も、最初から物事を決めつけてしまう“思い込み”を無くすように、日々心掛けていきたいと思います。

アベノミクス

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年末、自民党政権が復活し、第2次安倍内閣が発足され、最近では「アベノミクス」という言葉を聞かない日がないというくらい、「アベノミクス」が用語になってきていますね。

 私も少しばかり「アベノミクス」の恩恵を授かりました。

 「クリスマスプレートがもらえる」という安易な気持ちで、かなり以前に投資信託を契約したのです。ここ数年は「評価損」が当たり前となっていました。と、最近、解約手続きをしたのですが、株価などがちょうど上昇傾向にあったので、契約当初に比べればもちろん損をしていますが、昨年末からは数万評価が上がっていました。と、少し得した気持ちになりました。

 昨年の今頃と比べて、株価も上昇し、円安も進んでいます。ただ最近、少し株価の動き幅が大きすぎたり、不安定な値幅をする、という見方もされていますが、このアベノミクス効果が一時的に終わらず、世の中のために頑張って働く人が報われる社会になればよいですね。そうなると信じて、私も日々の仕事を頑張ります。