柴犬預かりボランティア

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先月、大変うれしい出来事がありました。
 以前のブログにも書きましたが、保護犬活動に興味をもち、すぐに里親になるのは私の生活スタイルからハードルが少し高く、他にできることはないかなぁ?と考えている時に「柴犬預かりボランティア」を知りました。ここ数年、柴犬は大変人気で飼われる方が増えていますが、やはり人気の裏でたくさんの保護柴犬が増えているのも現実らしいです。自称柴犬愛が強い私は、ボランティアをされている方達のInstagramをフォローする中で気になる雌の柴犬ちゃんを見つけました。彼女は一昨年秋頃に保護されたのですが、人の好き嫌いがはっきりしている性格からなのか里親がなかなか見つからず、昨年秋頃からあるボランティアの方と同居するようになりました。最初はボランティアさんにも心を開くことも体を自由には触らせることもなかったようなのですが、ボランティアさんがまっすぐに彼女と向き合う生活を送られるにつれ、彼女に変化が少しずつ出てきました。「このままボランティアさんとずっとの家族になれたら良いのになぁ」と勝手に思い始めた先月、ボランティアさんが彼女とずっとの家族になられる決断をされたのです。

 「家族とは、“ある”ものではなく、手をかけて“育む”ものです」(日野原重明)

 幼い時は「犬=番犬」というイメージで育ってきましたが、今は「犬=家族」だと思っています。近年、家族の形が多様化していっていますよね。多様化する中でも以前と変わらず、誰もが家族と幸せである生活を過ごすことを望んでおられますよね。保護犬達も過去はどんなに辛いことがあっても、新しいずっとの家族と出会い、幸せになることだけを考えているはずです。今年は自分の生活に無理することなく、保護犬と何らかの形で関係が築けることを考えていける年にしたいと思っています。

新庄ビックボス

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今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今年の楽しみの一つに日本ハムファイターズ 新庄ビッグボス(監督)の行動・発言があります。昨年11月の監督就任会見での「優勝なんか一切目指しません」という言葉には驚きましたが、「一日一日地味な練習を積み重ねて、シーズンを迎えて、何気ない試合、何気ない一日を過ごして勝ちました。勝った勝った勝った勝った・・・。それで9月の辺りに優勝争いをしていたら“さぁ!優勝を目指そう!”」という発言に納得しました。

 「プロ野球の存在意義は、そこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません。その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて新庄剛志らしく突き進んで生きます」(新庄剛志)

 プロ野球各チームのファンの方、それに携わる方達は、誰もが優勝することを望んでいますよね。そして、本拠地球場をもっているということは、新庄監督が仰っている通りのことがプロ野球の存在意義なのだと改めて思いました。

 「人の笑顔は幸を呼ぶ」(孫正義)

 未知なる感染症に翻弄される中、少しの考え方の違いからいがみ合いや衝突がありましたよね。誰もが平常心でいられず笑顔を忘れた時こそ、笑顔でいることの大切さを改めて知ることができました。どんな時でも笑顔でいられること、誰かを笑顔にできることを常に心に秘めて過ごしていければと思っています。

大谷翔平選手

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 今年も残すところ僅かとなりましたね。

 今年は、田中将大投手の8年ぶり楽天復帰、東京2020オリンピック・パラリンピック開催、松山選手のマスターズ初制覇、池江璃花子選手の復帰、大谷選手フィーバーなどなどスポーツ界が多いに盛り上がった一年であったように思います。その中でも大谷選手の活躍はすごかったですよね。メジャーリーグで、投手として9勝、打者としてもほぼ毎日出場され、ホームラン王争いまでやってしまっているなんて本当に嬉しい驚きの毎日でした。

 「翔平の二刀流は素晴らしいことだと思います。二刀流ができる可能性を持った若い選手はたくさんいると思います。でも前例がなかったので、試すことすら避けられてきた。でも翔平ができることを証明したので、もっと挑戦する選手が出てくると思います」(アメリカのファンが語る「大谷翔平への愛」Jiji.com 2021.9.24配信)

 プロ入りされた直後は「二刀流なんて、ケガをする」や「どっちも中途半端になる」などという否定的な意見が多かった中でも、周りの方達の応援もあり自分の野球選手としての生き方を貫き通しつづけている大谷選手はすごいですよね。

 「人間は生き方を変えることができます」(日野原重明)

 「コロナが落ち着いたら会おうね」と言っていた友達との突然の別れがあり、本当にコロナ禍の状況をやるせなく思う日々がありました。もう少し続きそうなこの状況で思い通りにいかないことがこれからもたくさんあると思います。“一度だけの人生”、コロナ禍だけのせいにせず、自分なりの生き方を考えながら歩んでいきたいと改めて思っています。

テニス再開

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 最近、十数年振りにテニスを再開しました。プレーに関しては気持ちに体がついていかず大変ですが、メンバーが学生時代からのテニス仲間なので昔のような勝ち負けにはこだわらず、今を楽しみながらするテニスはヘトヘトになりながらも気持ちの良い汗を流すことが出来ています。

 今までもテニスに誘っていただいたのですが、その時は“暑いだの”“ラケットが無いだの”となんだかんだと理由をつけては断っていました。長くテニスから離れていて、以前のようにプレーができないのに楽しいだろうか?というのも断っていた理由の1つです。今回は誘っていただいた先輩の強引さにNoと言えない状態になってしまい参加したのですが、本当に参加して良かったと思っています。

「“できること”が増えるより、“楽しめること”が増えるのがいい人生」(斎藤茂太)

 Stay homeや自粛生活と言われ続けて生活をしていると、なかなか楽しめることを見つけるのって難しいですよね。私もずっとそのように思いながら過ごしていましたが、意外と身近なところに楽しめることが発見できるんだと、今回のテニス再開で思いました。これからもケガには気を付けながら、テニスができる時間を楽しく過ごしたいと思っています。

小林書店

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 「ステイホーム」と言われ続け約1年半、以前より本を読む時間が長くなったように思います。以前読んだ本を読み返しすることも多く、「こんな場面あった?」と意外と覚えてないものなのですね。本を購入する時はインターネットを利用することもありますが、本屋さんに行くことが比較的多いです。最近、インターネット通販や電子書籍の普及によって書店が減少しているということをよく聞く中、常連客が途絶えない「小林書店」という尼崎の町の本屋さんを知りました。

 小林書店には、お話し好きなカリスマおばちゃん店長 小林由美子さんという方がおられ、昨年には由美子さんがモデルとなったビジネス小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」がベストセラーになり、ドキュメンタリー映画「まちの本屋」が全国の単館系映画館で上映されたそうです。

 「幼少期から本に囲まれて過ごしてきた私は幸運でしたが、そうでなくとも、言葉に救われた経験がある人はきっと多いでしょう。皆さんもより多くの良書に出会い、人生を豊かにしていってほしいと願っています」(小林由美子、読売新聞オンライン 本との出会い 心の救い 2021.5.4)

 大型書店が多いので店員さんに相談したりしながら本を購入するということはありませんが、店員さんのお薦めする本のコメントなどを参考にしながら本を探すのも書店に行く楽しみだと思っています。新型コロナウィルス感染拡大により、人と直接会って話をする機会が激減し、日常生活に息が詰まりそうになる時もあります。あと少しもう少し本と向き合いながら少しでもこれからの人生を豊かにできればよいなぁと思っています。

保護犬猫

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 最近、保護犬猫の活動に少し興味をもち始め、保護犬猫の活動をされている方や家族として実際に迎え入れられている方のSNSを楽しんでいます。活動をされている方のSNSには偶に目をそらしてしまいたくなるような保護犬猫の写真などもあり悲しくなってしまうこともあります。その中で現在保護犬1匹・保護猫2匹と生活をされている編集者 小林孝延さんという方を知りました。

 小林さんは数年前、奥様が余命半年という告知を受けられ、家族から笑顔が消えた時、心配した友だちから「犬を飼ってみたらどう?絶対に家が楽しくなっていいよ」というアドバイスにより、家に本当の意味で福がやって来るようにという願いをも込めて保護犬“福ちゃん”を飼われるようになったそうです。

 「今、僕たち残された家族は、福を見習って未来でもない過去でもない、現在を精いっぱい生きることを大切にしています。保護犬を飼うことで、僕らは犬を一匹救ったように見えて、実は犬が僕らを救ってくれたのです」(小林孝延、病気の妻に寄り添う愛犬“福” わが家を太陽のように照らした Sippo2019.9.16)

 犬が大好きな私は、散歩されている犬を「可愛いなぁ~」と思いジーっと見てしまうことがあり、そんな時、犬の方も視線を感じ私の方を見てくれます。その見てくれた時の喜びは、気持ちが晴れないなぁと思いながら過ごしていた一日の最後を明るい気持ちにしてくれます。ついつい答えがない過去や未来について考えすぎてしまい、今この瞬間を精一杯生きるということを忘れがちになってしまう時があります。福ちゃんを見習って、今を精一杯いきることを大切にしていきたいと改めて思いました。

光浦靖子さん

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 先月、タレントの光浦靖子さんがカナダへ留学されましたね。コロナで一度延期されていたのですが、今、海外に行かれることを決断されたこと、同世代として勇気がある行動だなぁと思いました。

「仕事も頑張ったし、現状維持みたいな感じが続いている気がした。このまましがみつくことより、“もしあのときあれしてれば・・・”という“たられば”を一個ずつつぶしていくのも面白いかなと思って。もしそこから知らないことを知れたらラッキー。へこたれたらへこたれたで戻ってくれば、こんなに日本で私はいい人たちに恵まれてたんだっていう再認識になる。どっちに転んでもこの勝負、得しかねぇと思った」(光浦靖子)

 「もし〇〇していたら」や「もし〇〇していれば」と偶に思ったりする人もおられるのではないでしょうか?私も行動が制限されている長い自粛生活の中で、5年・10年後のことがなかなか上手く考えることができず、過去のことを想い出してはそのように思うことがありました。

「“世界はここだけじゃない”を知ったら、どれだけ強くなれるんだろう。
                  私はそれを知りたいのです。」(光浦靖子)

 少し前までのようにアクセル全開で日々を過ごせることが出来なくなってきたことに気づき、なんとなく狭い世界に自分がいるように感じるようになりました。光浦さんのように海外留学はなかなか難しいですが、たとえば全く読んだことのない分野の本を読んだり、今まで勇気がなくって一人ではチャレンジできなかった事にチャレンジしてみたり、ちょっとした気持ちや行動の切りかえがきっかけで“世界はここだけじゃない”ということを知ることが出来、光浦さんの仰っているようにまだまだ強くなれる自分を知れるかもしれないなぁと思っています。

航海が続く限り

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 少し前から新しい茶道の先生に習い始めています。以前のお稽古場とは雰囲気等がかなり異なるため、緊張しながら通っていますが、みなさんが本当に優しく、分からないことだらけなので逐一質問しても丁寧に教えてくださり、「なんて皆さんが優しいお稽古場なんだろう!」と感動しながら過ごしています。コロナ騒動によりアメリカではアジア系に対する差別・暴力が多くなっていると聞きます。また、国内でも当初からコロナ感染者等に対して少し厳しい目でみるところがあるように感じています。

「人間は持ちつ持たれつなのだから、同じ地球という船にのったもの同士、
 この航海が続く限り、励ましあいたい。励ましあいましょう」(JINSEI STORIES 退屈日記 2021/5/7)

 私達人間は人との繋がりの中でしか生きていけないですよね。世界でも日本でもワクチン接種が始まったことにより、少しずつ落ち着きを取り戻してきているように思います。まだ厳しい状況が続くのかもしれませんが、どんな時でも誰に対しても優しさや思いやりを忘れずに、励まし合いながら乗り越えていきましょう。

友だち

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 新型コロナウイルス感染症により人と人との距離感が大きく変化しましたよね。同居家族以外との食事を避けるようにということもあり、友達と気軽に食事に行ったりすることができず寂しく感じる時もあります。

 スマホに友達から連絡がほとんどこない辻仁成さんと頻繁に連絡がくる息子さんとの友達についてのやり取りで、改めて友達という存在について考えさせられる文章を読みました。
「“君さ、友だちと何話してるの?”
 “何って、どういうこと?”
 “何についてそんなに連絡が来るの?”(中略)
 “パパ、友だちと会話するのに、何、話すかとか、主題がないとダメなの?”(中略)
 “友だちなんだから、なんでもないこと話すんだよ。パパが友だちいないのは、何でもないことを話す相手が
  いないってことでしょ?単純に。友だちというものの敷居を自分から高くしている人間なんだよ、パパは
  昔から”(中略)
 “パパ、いい?友だちを大切にした方がいいよ。本当に苦しい時には友だちが助けてくれる。いい?仕事の
  仲間は、お金は貸してくれても、助けてはくれない。でも、友だちは損得で動かないから、苦しい時にこ
  そ意味のある話に面倒くさがらずのってくれる”」(辻仁成 JINSEI STORIES 2021/4/26)

 私くらいの年代になるとライフスタイルの変化により、なんとなく価値観が合わなくなって疎遠になっていく友達もいます。そんな中でも、本当に他愛もない内容だけれど毎週必ずLINEをする友達がいます。少し前、私がかなり落ち込んだ時にその友達にすべてを話したら、会うことは出来なかったのですがずっと気持ちに寄り添ってくれていて、本当に助けられました。

「不幸は我々に真の友人を教えうるという長所がある」(バルザック)

 会う頻度にこだわらず、本当に必要な時に頼ってもらうことができる友達でいれるような人でありたいと思っています。

辻仁成さん

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 最近、作家でミュージシャンの辻仁成さんのブログを読むのが楽しみの一つとなっています。現在、お子さんと2人でパリにお住まいで、このコロナ禍でのパリでの生活、シングルファーザーとしての悩み、そしてお料理の上手な辻さんのレシピなどなど、さすが作家さんのブログだなぁと感心しながら読んでいます。

 日本で今月開催される予定のコンサートの中止が決まった時の文章が印象に残りました。
「レストランがもう一年もあかないのに、ずっと店を掃除し続けているオーナーのジャン・フランソワから学んだのだ。ロックダウンになっても、自分の愛する店にやって来て、店の空気の入れ替えを続けていた。この一年、彼はずっと店にやってきた。みんなが閉店しているのに、である。
“ジャン・フランソワ、なんで、毎日、店をあけるんだい?”こうぼくが訊くと、彼は、小さく微笑んで、“ぼくは世界が崩壊するとしても、ここに来て、開店の準備をする。それがぼくの仕事だからだ”とこたえたのだけど、素晴らしい、と思った。
だから、中止が決定した時、今回は悲しむのじゃなく、今日から次に向かおう、と思っていつも通りスニーカーを履いて出かけたのである。むしろ、いつもより、少し遠くまで走った。エッフェル塔の袂まで走り、エッフェルさんを見上げ、絶対負けないことにしました、と報告をした。(中略)人間は諦めた時に人生が終わる、とぼくは思って生きている。諦める必要などあるだろうか?ぼくは死ぬ、最期の瞬間まで前進をしたい。そこに目標があるのに、ぐずぐずしていられない」(JINSEI STORIES 退屈日記 2020/4/12)

 コロナ騒動がまさかこんなにも長引くと思っていなかった人も多いのではないでしょうか?私も当初は数ヶ月で終わると思っていました・・・。様々なことが制限される中で生活をしていると、どうしてもネガティブな考えが占める割合が多くなってきますよね。

 「いいですか いくらのろくてもかまいませんよ たいせつなことはね 
  いつでも前をむいて 自分の足で 自分の道を歩くことですよ」(相田みつを)

 この一年余り、自分のペースを完全に見失い、目標すら持たないで、「どうやって過ごしていたんだろう?」と振り返って考えることがあります。もう少しコロナ騒動も続きそうですが、他人と比べることなく、ゆっくりと自分のペースに戻し、以前のように目標に向かって、前を向いて過ごしていこうと思っています。