THANK YOU ICHIRO

 経理・事務を担当しています黒田です。

 3月、イチロー選手が現役引退を表明されましたね。いつかこの日が来ることは分かっていましたが、「最低50歳まで現役」という言葉を信じていた私には、急だったので寂しく思っています。

 同僚で愛弟子 ディー・ゴードン内野手の地元紙に出された新聞広告を読みました。
「あなたへお礼を伝えるのは、ツイッターやインスタグラムは適していないと思いました。だから、わたしはこういう形(新聞広告)であなたへの気持ちを表現しました。あなたの友情、教えがなかったら、そしてあなたが“秘密”を教えてくれなかったら(誰にも言わないよ)、いまのディー・ゴードンは存在しません」

 引退会見で「人望がないから」という理由で将来の監督就任を否定されましたが、この新聞広告もですが、いろんな方のイチロー選手に対するコメントを聞いていても、決して「人望がない」というのは違うと多くの人が感じておられるのではないでしょうか。

 「人望は、力量によって得られるものではありません。
  また、財産をたくさん持っているということで得られるものでもありません。
  その人の才能と知恵の活発な働きと正直な道徳心によって、徐々に得られるものなのです」(福沢諭吉)

 “人望がある”と思える人は、仕事やプライベートで関わっていく中、ただ単にいい人ではなく、厳しさもあり、長い年月をかけて徐々に思えるようになったように感じています。私自身、“人望がある”と思ってもらうには程遠いですが、最近、素直に人と接していきたいと思うことが多く、少しずつ行動にうつしています。

 因みに、「イチロー監督」が将来実現することを少し楽しみにしています。

一期一会

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 先日、出身大学のOBの方が集まられる会に声を掛けていただき、初めて参加させていただきました。ほとんどの方が「初めまして」なので最初は大変緊張しましたが、食事をしながら、さまざまな年代の方とお話させていただいていると意外な繋がりがある方が多く、楽しい時間を過ごすことができました。最近、なんとなく自分の殻に籠っているなぁ・・・と思いだしたのがきっかけで、声を掛けていただいたらなるべくいろんな所に参加しようと行動を変えてみました。

 「何気ない日常生活には、人生を豊かにするサプライズが至る所に転がっています。
  個を執拗に抑え込んでいると、それに気づけなくなってしまう。
  人と出会い、接することで、人は育成されるのです」(林文子、横浜市長)

 出会った人と接している中で、その時の自分に「視野が狭くなっているよ!」や「こんな考え方もあるよ!」と気づかされることがよくあります。新たな人との出会いはもちろんですが、今までご縁のある方たちとの繋がりも、大切にしていきたいと思っています。

飯舘村

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 先月で東日本大震災から丸8年が経ちました。震災当時、石巻日日新聞がフェルトペンとロール紙で「壁新聞」を発行し、5か所の避難所と1か所のコンビニに6日間にわたって掲示されていたことを知りました。食料や水だけでなく、情報をまったく得る手段がなかった被災者の方々が唯一得られる情報となっていたとのことです。新聞が届けられて当たり前、テレビやスマホで情報を簡単に得られるのが当たり前などなど、今までの「当たり前」が当たり前でなくなったのが被災地の方々の3.11だったのだと思います。

 「飯館村は3月11日を“あたりまえをありがたいと思う日”に制定します。
  あたりまえの日々への感謝を忘れないために
  あたりまえの本当の意味を未来に伝えたいから」(飯舘村)

 目の前のことを当たり前と思うのか、有難いと思うのか、日々の心の持ちようが大きく違うように思います。「有難い」と思える気持ちを継続させることって難しいなぁと思うこともありますが、これからも当たり前の日々に感謝することを忘れず、“あたりまえをありがたい”と思って過ごしていきたいです。

友達

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 少し前、ここ2年くらいお互いの生活リズムに変化があり、なかなか時間が合わなかった友達と久しぶりに会うことができました。事前に、彼女から数か月前にある難病であるという診断を受けた、ということを聞いていました。診断にいたるまでの彼女の不安や葛藤などを聞いた後、「(この病気になったことを)落ち込んでいる時間があれば、少しでも進行を遅らせるように自分を鍛える時間にあてた方が良いと思ったから、全然悲観的ではない」という彼女の言葉が私にはものすごく心に残りました。

 「人間は、境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。
         “現在”というかけがえのない時間を精一杯生きよう」(渡辺和子)

 たった一度しかない人生、意識して何か目標をもち続け、たとえネガティブなことが起こっても彼女のように「悲観的ではない」と言い切れるよう、今というかけがえのない時間を精一杯を生きたいです。

ものさし

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 先日、Skypeでアメリカに留学している姪と久しぶりに話をしました。普段はLINEで簡単な連絡を取っているので、私の中では数か月前まで日本にいた彼女のままだったのですが、話をしていると彼女なりに成長しているんだなぁと少し嬉しく思いました。たとえば、出身国が違う8人のハウスメイト、そのうちの1人が食べた食器をそのまま流し台においたまま何日も過ごしているそうです。最初は「どうしてすぐに洗わないのだろう?虫が発生するじゃない!」と思っていたそうですが、こういう習慣の人もいるのだと思い、 “個々の性格もあるけれど、日本人ほど他国の人は細かいことを気にしない”、という結論に達し、気が楽になったそうです。

 「他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな」(相田みつを)

 日常生活の中で、「他人のものさし」と「自分のものさし」は違って当たり前と分かっていながら、ついつい共通のものさしを持っていると勘違いして揉め事が起こってしまう、という経験ってありますよね。最近ではメールやSNSでのやり取りをしている時、「私だったら直ぐに返事をする内容なのに、どうして返事をくれないのだろう?」と自分のものさしで測ってしまうことが偶にあり、後から反省をしています。これからは、長くて柔軟性があるものさしを持ち続けることができるように、気を付けて自分を観察していきたいと思っています。

池江璃花子選手

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 先月、日本競泳女子エース 池江璃花子選手が、18歳の若さで白血病の診断を受けたことをツィッターで公表され、大きな話題になりました。“さらに強くなった池江璃花子の姿をみせられるよう頑張っていきたいと思います”という彼女に、日本のみならず世界からも多くの声援が送られていますね。彼女のツィッターを何度も読みましたが、18歳とは思えないしっかりしたコメントと芯の強さに大変驚かされました。

 同じ白血病を闘ったサッカー選手 早川史哉選手のコメントが心に残りました。
「選手として活躍されていて、周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。(中略)ぜひ、人の思いやり、温かみという部分で池江選手に寄り添い、温かい想いをみんなで届けていけたらと思います」

 私は今まで大きな病を患った経験がありませんが、“私自身、未だに信じられず、混乱している状況です”という池江選手の言葉通り、病は本当に突然やってきて、その人の人生も、その家族の人生をも大きく変えてしまいますよね。だからこそ、日々を大切に生きなければならない、最近よく思います。

「今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。
 ここで自分らしく生きることができない人には、次なる道は開けない」(平尾誠二)

 これから先も良いこと・良くないことをたくさん経験していき、その時々にさまざまな感情とたたかう毎日を過ごすのだと思います。どんな時でも、今の時間を大切に過ごしていきたいと改めて思っています。

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 1月27日、国民的アイドルグループ 嵐が2020年で活動を休止すると発表されましたね。熱狂的な嵐ファンの友達に翌日「大丈夫ですか?」という連絡をしたところ、「大丈夫ではない。2年間は悔いのないようにオタク活動に勤しみます」という返事がきました。熱狂的なファンになった経験がない私は、いつまでもそういう気持ちを持ち続けることができる友達を少し羨ましく思いました。

 会見時、櫻井翔さんの以下の言葉が印象的でした。
 「誰か一人の思いで嵐の将来を決めるのは難しいだろうなという思いがあるのと同時に、他の何人かの思いで一人の人生を縛ることもできないなと思いました。なぜなら、中学生の頃に出会って23、4年一緒にいる大切な仲間ですから、どれだけ時間がかかってもというか、どれだけ時間をかけても、全員が納得する形の着地点を探していかなければならないと。これは僕の役割だろうなと、伝えられた瞬間に思いました」

 話し合いの時に自分の思いを通したいという気持ちが強くでてしまったり、長い時間をかけて話し合うことを邪魔くさいく思ってしまったり、という経験ってありますよね。少し前に家族で話し合う機会が多くあり、その時は話し合いをネガティブに思うこともありましたが、家族で時間をかけて納得した結論を出せたことを、今は良かったと思えています。

 「他人は互いにわかり合えないものです。わかり合えないからこそ、言葉があるのです」(養老孟司)

 職場の人達、友達、家族など人間関係を形成するには、言葉にしないとわかり合えないことってありますよね。どれだけ時間をかけても、言葉をもってわかり合えることを大切にしていきたいと思います。と、これから2年間、嵐の活動を楽しみながらも過ごしていきたいです。

フランス人

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 昨年末、ソフトバンクで通信障害が発生したことが大きなニュースになりましたね。私はソフトバンクではなく直接の影響はなかったのですが、思わぬところで大きな影響が起こっていることに驚きました。たとえば、QRコードで本人を確認するコンサート会場で混乱が起こったり、新幹線の指定席券が購入できなかったりなどなど、スマートフォンが私たちの生活に占めている割合の大きさを改めて知ることができました。

 「僕の会ったフランス人たちは、例外なく、ゆったりと人生を楽しんでいる。(中略)フランス人たちは、ラーメンをゆっくり食べつつ、おしゃべりをしつつで長居をする。面白いのはお客の立ち振る舞いだ。どの席を見ても、スマートフォンを取り出して、ばちばち打っている人は皆無だし、一人で来た客でさえそうなのだ。(中略)フランス人は、時に何を求めるのか。ゆっくり時間をかけてランチを取るビジネスパーソン、ラーメン屋でパズルを解く客に共通する要素とは、時との上手い付き合い方ではないか。その証拠に、彼らは誰も、スマートフォンを取り出していなかった。そして日本人のように、時に追われる気分を持っていない以上、彼らの作る時計は、正確さよりも、楽しさや美しさを優先したものになるだろう」(広田雅将:生命の目盛りより引用)

 フランス人やイタリア人はランチタイムをゆっくりとり、あまり働かない、というイメージを持っている人も多いように思います。一部でそうなのかもしれないですが、この文章のように時間との付き合い方が上手な人が多いのかもしれないですね。

 「時間の使い方の最も下手なものが、まずその短さについて苦情を言う」(ラ・ブリュイエール)

 私の周りで“絶対にこの人は忙しいはず”と思う人に限って、時間の短さを問題にしている発言を聞いたことがないように思います。逆に“この人はいつ寝ているのだろう?”と思ってしまうくらいです。スマートフォンがあることにより私たちの生活もすごく便利になっています。でも、たまにスマートフォンをしまって、ゆっくりと食事を楽しんだり、友達とのお喋りを楽しんだりする時を過ごすことも大切なことですよね。今年は、時との上手い付き合い方をできるよう過ごしていきたいと思っています。

スクワット、その後

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 前回スクワットについて書きましたが、その時、上司の方から「スクワットでかえって膝を痛めることがあるので注意が必要です。スクワットのやり方を正しくすることが大切のようですよ」とのコメントをいただきました。「スクワットってこんな感じよね」という思い込みからやり始めていたので、早速、インターネットで正しいスクワットのやり方を調べたところ、私のやり方はNGの1つでした。ということで、正しい方法に修正して続けてやっています。

 「人は思い込みにより、事実を正確に捉えていない事がある」(トーマス・ギロビッチ)

  “思い込み”だけで行動をする、ということってありますよね。行動だけに限らず、人に対しても「この人はこういう人だから」という思い込みで接してしまい、そこから少し外れただけで、「思っていた人と違う」と勝手に否定的になってしまうという経験をしたことがある人もいると思います。たとえば、血液型でその人の性格をおおまかに決めてしまうことがありますよね。私はAB型なので、「AB型って変わっているよね」と言われることがよくあります。以前はそのように言われることが嫌でしたが、最近は言われ慣れたせいかあまり嫌という気持ちもなくなりました。

 “思い込み”ということは悪いことばかりではなく、もちろん良いこともあります。ただ、「これって自分の思い込みでは?」と疑ってみることは、自分の言動を見つめ直すいい機会のように思いました。

スクワット

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 昨年9月頃からスクワットを毎晩50回やっています。始めようと思ったきっかけは2つあり、1つは“こういう歳の重ね方をしたいなぁ”と思っている女優の草笛光子さんが毎日スクワット65回していると仰っていたこと。もう1つは茶道のお稽古場の方々(皆さん60歳代くらい)が昨年、次々と膝痛に悩まされている姿を目の当たりにしたことです。

 習慣的にスクワットをされているという糸井重里さんのエッセイにこのような文章がありました。
 「15年ほど前にタバコをやめたときと同じで、“どういうよいことがありましたか?”と質問されても、“まだ、よくわからないんです”としか答えられません。禁煙についても、しばらく年月が経ってから“ああ、タバコやめたおかげだなぁ”と思うことがけっこうたくさんあったので、いずれは、“スクワットやっといてよかった”ということになるかもしれません」

 スクワットを始めたことによって、目に見えるような効果は未だありません。でも糸井さんと同じように、いつの日か“スクワットやっといてよかった”と思える時がくるように何となく思っています。

 「生活とは、つまり習慣の織物である」(アンリ・フレデリック・アミエル)

 日常生活で、習慣として行動していることって多いですよね。たとえば、顔を洗う・歯を磨く・お風呂に入る・ご飯を食べるなどなど・・・無意識に体が動いていますね。良さそうだなぁと思うことの中で、出来そうなことがあれば積極的に取り入れ、成長につながる習慣を身につけることができる一年にしたいと思います。

 と、後から知ったのですが、草笛さんも糸井さんもダンベルと一緒にスクワットをされているそうで、ダンベルを追加することにします。