座れる通勤列車

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、関東の知人と話していた時、“座れる通勤列車”の話になりました。私の身近な所では、昨年、京阪電車で「プレミアムカー」が設定されましたが、関東のほうでは“座れる通勤列車”が年々増えてきているそうです。その方は「最初はそれほどの距離を乗るわけでもないので、お金を払ってまで乗るのだろうか?」と思っていたけれど、最近は「疲れている時、必ず座れると思うとそのお金も高いと思わなくなった。逆にこれ位の値段で快適な時間を過ごせるのかと思うようになった」と仰っていました。

 どうも座ることをきっかけにその料金よりももっと価値があると思える時間をみつけたようです。その知人は、移動時は基本的に何かの知識を得る時間に費やしているそうなので、おそらく有料座席でも同様の時間を過ごされているのだと思います。

 「時間というものは我々がもっとも必要とするものです。
  しかし、もっとも無駄な使い方をしてしまうものなのです」(ウィリアム・ペン)

 時間は無限に与えられているものだと勘違いして、あれもこれもと欲張ってしまったり、その逆もあったりと、「もっと有効に時間を使うべきだった・・・」と後悔することってありますよね。人によって「お金の重み」と「価値があると思える時間」はそれぞれ違いますが、自分にとって価値がある時間を新たに発見することは生活をより豊かにしてくれると思います。この知人のように、お金よりももっと価値があると思える時間を見つけ、そして増やしていきたいです。