ミライロ

経理・事務を担当しています黒田です。

 先日ある番組で「106センチから見た日本」という特集をみました。最初「106センチとは、ベビーカーのことかな?子供のことかな?」と思っていたのですが、「車いすで生活をされている方から見た日本」ということでした。

 飲食店や個人店舗のバリアフリー情報は集約が難しいとされていて、店舗の出入り口の階段の段数や補助犬が入れるのかなどのさまざまな情報を投稿し、閲覧できるアプリを開発された「ミライロ」という会社の垣内さんご自身も車いすでの生活をされています。車いす利用者の方にとっては、お店の出入り口の段差が1段なのか2段なのかは、自分で入れるのか、それとも誰かの手を借りなければならないのか、という雲泥の差であることを初めて知りました。

「私は、歩けないからできることを、見つけることができました。
 人には誰しも苦手なことがある。人には誰しも辛い過去がある。人には誰しもコンプレックスがある。
 一見すべてはネガティブなものに見えますが、それらはすべて価値になります。
 人それぞれが持つ経験や視点、感性は、それが必ず強みになるのです。」(垣内俊哉 ミライロ社長)

 “どうしてこんなことが起こるのだろう?”などと悩んだり、時にはイライラして、結局なんらかの解決も出来ずに時間だけが過ぎていた・・・ということが偶にあります。垣内さんのように、自分に起こるネガティブなことを“すべて価値あるもの”と言い切れるとどんなにすっきりすることかと思いました。

「人間の真の価値は、何を目指すかによって判断される」
     (マルクス・アウレリウス・アントニヌス 古代ローマの皇帝)

 いろんな事が起こることは当たり前であって、その度に一喜一憂せず、“こういう人でありたい”という目標にどのようにして辿り着くのか、そのためには何を日々すべきなのか、を常に考え行動できる人でありたいです。