ここにも高齢化が

 経理・事務を担当しています黒田です。

 ここ数年、私が通っているお茶のお稽古場でも高齢化が進んでおり、最近では「あそこが痛い、ここが痛い」という話はほぼ毎回、時には「(膝が痛く)正座が上手くできないのにお稽古に来てもいいのかしらん?皆さんの邪魔にならないかしらん?」という話も聞くようになりました。その時、「私たちもいずれかは経験することだから、気を遣わずに来てくださいね」と先生が仰られます。

 確かに、お稽古場の皆さんは私が初めてお会いした時からは、ずいぶん歳を重ねられたとは思います(私も同じだけ歳を重ねているのですが・・・)。でも、往復2時間くらいかけてお稽古場に来られ、「今日はこのお点前をしたいです」という姿を見ていると、私はまだまだこの方たちの足元にも及ばないなぁと思うことがよくあります。

 「二十歳であろうが八十歳であろうが、学ぶことをやめた者は老人である。
    学び続ける者はいつまでも若い。人生で一番大切なことは、若い精神を持ち続けることだ」
                                    (ヘンリー・フォード)

 いつか私が同じ経験をする時がきても、「このお点前がしたいです」という学びの心だけは忘れずにいたいと思っています。と、今も精一杯、周りの先輩方から多くのことを教えていただき、吸収していかないといけないですね。