継続すること

 経理・事務を担当しています黒田です。

 ここでブログを書き始めさせていただいていからもうすぐ丸5年になります。ブログの話題がなかなか無い時は、移動時の人間ウォッチングを普段よりしっかりしたり、身近に起こった出来事で何かひっかかることはなかっただろうかなどと思い出したり・・・と、話題を探すことがあります。たまに、マネックス証券の松本大さんのブログを読むことがありますが、15年以上毎営業日書き続けられているそうで、「毎日よく話題があり、それをきちんとした文章にされるなんてすごいなぁ」といつも感心しています。

 「コミュニケーションに王道はありません。
  メールもブログも一番大切なのはどう書くかではなく、継続することです。
  年一回、月一回なら格好も付けられます。しかし、毎日書いていると嘘はすぐにばれます。
  逆に言えば、地道に継続することが読み手との信頼関係を築き、
  コミュニケーションの橋を架ける一番の方法です」  (松本大)

 少し前ですが、偶然このブログを読んでくださった少し年上の知り合いの方から、「さりげなく書かれたブログが心に残りました」というメールをいただいたことがあります。このようなコメントをいただくのも初めてで、違う世代の方からもこのように思ってもらえたこと、大変嬉しかったです。

 このブログを通して、何らかの感想をもっていただけたり、共感していただけたりすることは嬉しいことです。これからも地道に継続していけるといいなぁと思っています。

羽生永世七冠

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年末、将棋の羽生善治さんが史上初の永世七冠を成し遂げられたことが大きなニュースになりましたね。将棋のことはほとんど分からないのですが、ただ昔から「羽生さんは凄い人だ」ということだけは知っていました。

 かなり以前の羽生さんのインタビューでこのような文書を目にしました。
  「20歳の私は、舗装された道なら早く走れる力をつけ、腕を上げた。
   だが、砂利道や道なき道を猛スピードで突っ走れるのか。
   まだ舗装されていない道を走ることが、私の力ではないかと思い至りました。」

 その時から意識して砂利道を選ぶようになりました、とも書かれていました。

 私も昨年末、少しこれに近いことを思う経験をしました。一つのことを完成させるために、色んな本を読んだり、インターネットで関連する資料を読んだり、同じ経験をしている友達にアドバイスをもらったりしながら、私なりには「うんうん、知識もつけたから大丈夫!」と思い、作業を進めていました。でも途中で砂利道に何度か遭遇し、心が挫けそうになったり、イライラしたり、時には「あの時、あのようにすれば良かった・・・」と後悔に時間を割いたりしていました。

 「知識も大切だが、知恵をもっとだせ。
  知識は比較的簡単に手に入るが、知恵は大きな努力と体験がないとなかなか手に入らない」
                            (安藤百福、日清食品創業者)

 情報量の多い今の世の中、何かを成し遂げるために、近道がたくさんあり、最短コースである程度の段階まではいけるとは思います。ただ、自らが体験し、数多くの問題を解決することにより、多くの知恵を得ることができ、やっと自分の力になるのだと思います。“知識を知恵にする”ことを大切に、近道が目の前にあっても、少し遠回りする道を選択する機会をもっと増やしていこうと思っています。

うどん自動販売機

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 うどん自動販売機ってご存知ですか?

 少し前にニュースで取り上げられていたのですが、私は初めて知りました。すでに登場から40年以上たっているらしく、熱々のおうどんとラーメンが食べられる自動販売機で、全国で稼働しているのは京都府舞鶴市のドライブインのみ、遠方から訪れる人も多いらしいです。自動販売機というと全てが自動と思ってしまうのですが、おうどんやラーメンに入れる具材、たとえばチャーシューなどすべて手作りされていることに驚きました。

 「これを今の子どもたちが知ることで、少し時代が戻ればいい。
  完全じゃない人のぬくもりを感じる自動販売機として逆に受けるかも」

 このニュースであるコメンテーターの方が仰った言葉で、私も同感しました。

 今、世の中の変化のスピードが早く、「○○が欲しいな」と思ってインターネットを少し操作したら翌日には手元に届いたり、「○○を買い忘れた!」と夜遅くに気づいても、近くのコンビニに行けば購入できたりなどなど、なんて便利になったんだろうと思うことがたくさんあります。その反面、以前では考えられなかったようなSNSなどにかかわる残虐な事件や思わぬトラブルが多くなっていることも、毎日のニュースで感じられます。

 便利になっていく世の中で、うどん自動販売機のように、ちょっとした人のぬくもりを感じられるところがあると、ホッとした気持ちになることってありますよね。時代の流れについていきながら、たまに少し時代が戻った物事に接することにより人の温もりを感じ、“変わるべきこと、変わらざるべきこと”に柔軟に対応できる人として新しい年も過ごしていきたいです。

吉田羊さん

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 先日、女優の吉田羊さんが出演されているトーク番組を見ました。数年前からドラマ、映画、コマーシャルと幅広く活躍されていて、インタビューなどを聞いているとサバサバした印象があり、同世代の中でも好きな女優さんの一人です。そのトーク番組で、吉田さんが同僚の役者さん、メークなどのスタッフの方など誰に対しても「感謝」という言葉を使われていたのが印象的で、私の中での好感度がまた上がりました。

 「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」(松下幸之助)
 
 日頃“ないもの”に焦点がいってしまって、“あるもの”に感謝することができないということ、偶にありますよね。以前、友人になにかの相談事をした時、「有難う、感謝しています、と言った言葉を毎日口にすると良いよ。そうすると、自然と相手に対して感謝する心をもつことができるよ」というアドバイスをもらったことがあります。その時、私も人並みに感謝の心はもっているとは思っていたのですが、その友人のアドバイスを実行していると、今まで当たり前だった身近な事でも「有難いなぁ」と思えることが少しずつ増えてきたように思います。

 稲盛和夫OFFICIAL SITEの6つの精進の中に「生きていることに感謝する」とあり、“いたずらに不平不満を持って生きるのではなく、今あることに素直に感謝する”と書かれていました。今あることに素直に感謝する、この気持ちを忘れないで日々を過ごしていければ良いなぁと思っています。

本日は、お日柄もよく

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 先日、表紙のデザインがずっと気になっていた原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」という小説を読みました。普通のOLさんが、幼馴染の結婚披露宴でスピーチに感動し、伝説のスピーチライターに弟子入り、そして、選挙のスピーチライターになるという、至ってシンプルな内容なので、普段好んで読んでいるミステリー小説とは違い安心して読むことができました。本文中には、「いいほうに変わるなら、変わるほうがいい」や「何かをひとつ極めるためには、何かをひとつ捨てなくちゃいけない」など心に響く言葉が所々に出てきて、元気づけられ、楽しい気分で読み終えることができる小説でした。

 「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
  三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。
  二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」
 
 その中でも、私の心に最も響いた一文です。

 困難にぶつかった時、その事ばかりを後ろ向きに考えてしまい、同じところに立ち止まって負の連鎖に陥る、ってことありますよね。これからも、”もうだめだ”と思うほどの困難に向かい合う時が必ずあると思います。そんな時、この言葉を思い出し、3日後にはきっと顔を上げて歩き出している自分を想像して、前を向いて歩き出せるような日々を送り続けたいです。

夕張市

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 先日、夕張市の鈴木市長さんのインタビュー記事を読みました。夕張市といえば、2007年に事実上財政破綻した時、メディアはそろって取り上げていましたが、10年超も経つと偶に耳にするくらいで、私の中でもかなり記憶が薄らいでいました。この10年間で約350億円の借金のうち95億円を返済された一方、「最高の負担と最低の行政サービス」といわれるほどの究極の緊縮財政による副作用で人口が3割以上減少してしまった、という記事を読み、「何か私で出来ることはないだろうか?」と思いついたのが“ふるさと納税”です。いつもは「今これが欲しいから」という選び方でしたが、今回は「夕張市を応援できるなら」と思いやってみました。

 「行動は必ずしも幸福をもたらさないかも知れないが、行動のない所に、幸福は、生まれない」
                              (ベンジャミン・ディズレーリ)

 この1回だけの行動で夕張市の何百億円もの借金に変化があるわけでもなく、行動することがすぐに結果をだすわけでもないと思います。ただ、小さな行動だと思っていても、誰かの幸せに向けて行動し続けることにより、いつか小さな幸福に繋がるのでは、と思っています。

 普段「私がこんな事をして何が変わるのだろうか?」と思い、なかなか行動に起こすことができず、のちのち後悔することがあります。何もせずに後悔することよりも、小さな行動を起こすことを躊躇わずにできるように心掛けていきたいです。

表情は年月の署名

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 「悲しいことや嫌なことは、いきなり起きる。
  悲しいことから救ってくれんのは人だよ。立ち直らせてくれんのも人だよ。
  だから、誰かに助けてもらったら、誰かを助けたらいい。人を救うのは人だよ。」

 少し前、朝の連続テレビ小説「ひよっこ」を見ていた時に、心に残った言葉です。私自身の今までを少しだけ振り返り、家族を始め多くの人達にいつも助けてもらうことばかりで、果たして、私が誰かのためになることをしたことがあったのだろうか?と、ふと考えました。そんな時、24時間テレビのマラソンで、一緒に走ってきたスタッフの人達のかける言葉に頷くブルゾンちえみさんの素直な表情を見て、心が大変癒されました。

 「表情は遺伝とは無関係だ。それは、あなたがこれまでに経てきた年月の署名である」
                          (DCフィッシャー、アメリカの作家)

 誰かを助けること、とは自らがその人のために行動することが大切なのだと思っています。ただ、自分の表情一つで知らない誰かの気持ちを救うことができることもある、ということをブルゾンちえみさんから学んだように思います。人の気持ちを少しでも助けられることができるような“豊かな表情”でいられるように心掛け、これからの年月を重ねていければいいなぁと思っています。

フェデラー

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 「ここ(ウィンブルドン)に戻ってきて、また素晴らしいプレーが出来て良かった。
  出来ると信じて積み重ねてきた結果。また決勝で戦えると思えない時もあった。
  ブランクもあったけれど、決勝にいけると思って頑張ってきた。
  信じ続け、夢を見続けた結果。」

 今年7月、ウィンブルドンでフェデラーが5年ぶり歴代最多8回目の優勝をした時のスピーチの中で、印象に残った言葉です。フェデラーは、テニスフォームがお手本のように綺麗で、どのような時でも紳士的で、私の好きなテニスプレーヤーの1人です。昨年は怪我がなかなか回復せず、試合も棄権や欠場が続き、「そろそろ引退をしてしまうのでは・・・」と寂しく思った時期もありました。

 「不可能なことはないと信じ続けなさい。
  そうすればあなたが信じた通りの現実にあなたは遭遇するでしょう」(ジョセフ・マーフィー)

 目標に向かって進んでいる中、なかなか努力が効果をあらわさずに、ふと「やっぱり出来ないかも…」や「これは私には難しいかも…」と迷ったり、挫折しそうになったりする時ってありますよね。“出来ると信じ続けること”が、これほどまでに難しいことなのだろうか、と思ったこともあります。

 そんな時、「あっ出来ない!あっ難しい!と思った時点で負けです。私は出来る、出来ると自分に言い続けて進んでください。」と、ある人がこの様な言葉を言ってくれました。ただひたすら、自分を信じて、努力を続け、どうしてこんな事やっているんだろう?とふと疑問に思っても、これが自分の人生なんだ!と思ってやり続けること。そうすれば、このウィンブルドンでのフェデラーのように、いつか努力は花開くのでしょうね。

 出来ると信じて積み重ねて、努力が花開くような人生を送り続けていきたいです。

ピコ太郎さん

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 先日、ピコ太郎さんの外国特派員協会で行われた昨年の記者会見時、英語同時通訳をされていた橋本美穂さんの特集を見ました。通訳というと“日本語を英語や中国語などの外国語で言い換える”や“中国語や英語で話している内容を、日本語に言い換える”というように“言い換えるだけ”という印象が少しありました。ピコ太郎さんのような不思議発言を外国人にも理解をしてもらい、かつ独特のギャグやダジャレも絶妙な表現で同時に通訳しないといけないという、通訳の難しさを知り、また橋本さんの通訳としての凄さに圧倒されました。

 30分間という短い特集でしたが、橋本さんがすごく楽しそうに仕事をされていることと仕事以外の場面においても朗らかな方だなぁというのが印象的でした。

 「真剣に働いているからといって、いつもしかめっ面をしたり、難しい顔をしている必要はないのだ。
 どんな仕事をする場合でも、私たちは楽しくやりたいと考えている」(サム・ウォルトン)

 日々の生活で、さまざまな方たちの働かれている場面に出くわす機会が多いと思います。例えば、銀行の窓口の方やデパートやコンビニの店員さん、色々な業種のコールセンターの方などなど。仕事上、よく行く銀行でも窓口カウンターの奥に多くの方が働かれていて、待ち時間に人間ウォッチングをしています。窓口の方は笑顔で対応をされているのですが、他の皆さんは何となく、ちょっと難しい顔をしながら仕事をされているなぁ~と思うことがあります。ただ、私の人間ウォッチングもせいぜい10分くらいという短い時間ですが。。。

 常に「笑顔で!」と心掛けてはいるつもりですが、私も同じような顔をしながら仕事をしていることが多いように思います。「楽しきと思うが楽しきの基なり」という言葉のように、同じ時間を過ごすならば、何事に対しても、つまらない顔をするより、笑顔で楽しいと思って過ごせるよう、これからももっと心掛けていきたいと思っています。

AKB総選挙

 経理・事務を担当しています黒田です。

 6月、AKB総選挙の結果をテレビで10位辺りから見ていました。顔と名前が一致する方は2人だけで、選ばれる人はほとんど知らない状況でしたが、「どんなスピーチをされるのだろう?」という興味がありました。その中、8位の惣田紗莉渚さんのスピーチに少々感動しました。惣田さんは、AKBのオーディションを何度も受けられていたようなのですが不合格がつづき、やっと20歳でSKEのメンバーに選ばれ、現在24歳。

 「私は私にしか歩めない道を切り開いてきました。…(中略)…私は20歳でアイドルになったというコンプレックスがあったから、誰よりも頑張らなきゃと思ってやってきました。14歳でアイドルになれていたら、すぐにやめていたかもしれません。」という内容でした。

 「99回倒されても、100回目に立ち上がればよい」(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ)

 AKBメンバーがどのように選ばれているのか、ということは全く知らず、多くの人が(いえ、全員が)十代半ばで加入しているものとばかり思っていました。年齢関係なく諦めず、自分のなりたいアイドルに挑戦し続けた、惣田さんという方がおられることを新鮮に感じました。彼女の夢は、帝国劇場に立ってミュージカルのヒロインをすること、だそうです。その夢が叶えられた姿を将来見てみたい、という気持ちにもなりました。

 人生には幾度となく困難が訪れ、それを乗り越えることにより、何度でも新たなスタートが切ることができますよね。どんなに失敗しても、最後には立ち上がれるように、惣田さんのように自分にしか歩めない道を切り開き、強い心を持ち続けられるようにいたいと改めて思いました。