茶道

 経理・事務を担当しています黒田です。

 茶道を習い始めてもう25年くらいになるのですが、この間またもや「初めて知りました!」ということがありました。最近、私の都合で以前と違う曜日のお稽古の仲間に入れていただいています。みなさん超ベテランで、難しいお点前のお稽古をされる方ばかりなのですが、足元にも及ばない私もいつもその中に入れていただいています。

 少し前の私は、お稽古中に初めて知ったことがあっても心の中で「そうなんだ」と思って、何も言わずに淡々とお稽古を続けていました。最近は周りの方がベテランということもあり、「そうなのですね、初めて知りました」と素直に言うことを心掛けています。そのことにより、先生も「これはこうでね・・・」とプラスアルファの知識を教えてくださったり、周りの方たちも私のお点前が一通り終わってから「あの時は左手じゃなく右手で取るのよ」と教えてくださったり・・・得した気分になることが多くなりました。

 「素直さは、この世の中で生きていく上で最も大きな財産です」(加藤諦三、社会学者)

 「素直」という言葉を聞いて、“騙されやすい”や“相手にまるめこまれてしまうのでは”とマイナスのイメージを持ってしまうこともありますよね。素直になることにより「有難うございます」を言う機会も以前より増え、お稽古が終わってから気持ちが良いなぁと思うことがあります。

 私もそうですが、年齢を重ねていくと「頑固さ」が強くなってきて、なかなか全ての物事や人に対して素直になる、ということは難しくなってくるのかもしれません。でも「頑固さ」を少し和らげて、これからも少しずつですが素直になれる場面を増やし、今日も楽しく過ごせた一日だったなぁと思える日を増やしていきたいです。