仕事のできる人の机は整理整頓がされている?!

 経理・事務を担当しています黒田です。

 「仕事のできる人の机は整理整頓がされている」ということを聞いたことがあります。もしかしたら一般にはそうなのかもしれませんが、うちの職場に限って言えばどうもピンとこない感じです。これは決して机がきれいな人は仕事がイマイチ、といっているのではなく、机の様子と仕事中の印象が全く無関係のように思えるのです。

 机に本当に何も無い派の先生がおられるかと思うと、その真逆でゴチャゴチャと色んな物をたくさん置く派、仕事関係のもの以外は置かない派、逆に癒しグッズをたくさん置く派など、いろんなパターンがあります。そして面白いなと思うのは、それが仕事中に接している印象とは違うということです。仕事中に接していると、多少の個性は感じますが基本的にどの先生も「集中していて無駄がない」という印象ですが、その一方で机の周りをみてみると、各先生のもともとの個性が強くにじみ出ているようです。放射線科の先生って実は本当に個性的なので・・・。

 140314_1252~01yoko (本当に何も無い派の机) 

 そんな中、私の机は必要な書類はパネルに貼って、残りはペーパースタンドを使って書類をまとめているつもりですが、ついつい「これもまた使うかも・・・」と思い少し前の書類や物を残す癖があるので“ちょっとゴチャゴチャ派”です。気になった時に整理するように心がけているのですが・・・。

140314_1411~01yoko (ちょっとゴチャゴチャ派の私の机)

 整理整頓はもちろん大切なのですが、イメージ・コミュニケーションでは各先生が自分の読影ブースで仕事をするので、それぞれが落ち着くように個性的な空間をつくり、その分、集中して仕事をするという環境になっているのだと思います。私としては読影ブース以外の共有するところは常に気持ちがよい環境でみなさんが仕事できるように整理整頓を心掛けていければいいなぁと思っています。

読影室のシャウカステン

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 読影室に入ると、右側の壁には本棚があり、必要な医学書や放射線関係の月刊誌などが揃えてあります。先生方が必要時に参考にされている姿をよく見ます。また、月1回定期的に行っている読影研修会の担当の先生が資料作成に必要な医学書があれば、購入して、みんなで共有できるようにもしています。

 と、左側の壁の方にはマンモグラフィ用シャウカステンが置いてあります。一部の病院様についてはフィルムと手書きの所見用紙を郵送してもらってマンモグラフィなどの診断をすることも行っています。イメージ・コミュニケーションの主業務はインターネットを用いた遠隔診断ですが、その形式にとらわれすぎることなく、病院ごとの個別の要望を大切にし、そのためにできることはなるべくやっていこうという方針です。

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 その他にも契約していただいているご施設からは時々イレギュラーな対応依頼の連絡があります。そして今までのところは皆で知恵をだしあって大抵のことは何とかクリア―できているように思います。常勤の先生方が常にその場にいて複数で知恵を出しあえる環境であるのもイメージ・コミュニケーションの持ち味かなぁと思います。これからも契約していただいたいるご施設に十分に満足していただけるよう、みんなで工夫していきたいと思います。

厳選された読影室:BGM編

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 昨年、私の席移動があり以前より“BGM”が聞こえやすい場所になりました。“BGM”は普段なんとなく耳から入ってそのまま音が消えていくという耳に引っかからない音楽なので、ふとした時に「こんな音楽が今流れていたんだなぁ」と気付くことがあります。

 読影室では皆がストレスを感じず、長い間リラックスして仕事ができるようにBGMが流されています。ただし基本的に歌詞がある曲、特に日本語の曲は流さないようにしています。日本語の歌詞が流れていると知らないうちに業務の効率が下がるらしいです。業種によっては影響を与えない場合もあるようですが、読影は日本語で文書を書く仕事ですので、日本語の歌詞が流れている環境は適さないそうです。確かに私も日本語の曲が流れているとその歌詞の意味について考えたり、また頭からそのフレーズがずっと離れないという経験があります。せっかくストレスを感じないようにBGMをかけても、一方で仕事がなかなか終わらなければストレスは上がってしまいますよね。

 “BGM”と“仕事”との関係を少し調べてみますと、BGMは流れていないという職場でも5人に1人が“マイ音楽”を聴いているそうで、その理由としては「集中したいから」というのがトップだそうです。聞く音楽が適切な場合、リラックス効果のみでなく気付かないうちに仕事の効率も上がるという研究結果もあるようです。音楽はいろんな場面で人の心を動かす力をもっていますが、普段の何気ない職場の時間にも静かに力を発揮しているのですね。

厳選された読影室:パーティション編

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 読影室は、広さ1.5平方メートルくらいのブースが“パーティション”によって現在11に分かれています。そして、1つ1つのブースが各々先生方の読影スペースです。

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 “パーティション”できちんと区切られているので、先生方が集中できる読影スペースになっています。また、お互いに何か確認したいことがあるとき、立ちあがるとちょうど顔をみて話が出来るくらいの高さの“パーティション”が選ばれているので、先生同士でコミュニケーションがとりやすいです。

 以前、建築士さんに「日常スペースの壁やドアなどの色は、最初はすぐに目に入る印象的な色を選んでしまいがちだけれど、本当は印象には残らず、あの壁って何色だっただろう?って後から思うくらいが一番良い。」ということを聞いたことがあります。この“パーティション”はアイボリー系の色で、その言葉とおりです。

 私のお薦めは、パネルが全面マグネットを使えるようになっているところです。先生方は、読影に関する資料や予定表などを貼られたりしています。私も仕事に関する日常必要な確認書類を貼ることができるので1ヶ所にまとめられて、効率的で、机まわりもスッキリします。

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 “パーティション”と仕事の効率性について調べてみると、“パーティション”がないオフィスでは周囲の会話や物音によって集中力が下がる傾向にあるという研究結果が海外ではあるようです。でも、日本企業では同僚や上司とコミュニケーションが取りやすいという点からオープンなオフィスを採用されていることが多いように私は思っていたので少し驚きました。

 職場での“パーティション”が有る無しどちらにも利点があるように思いますが、イメージ・コミュニケーションでは各々先生方が集中して読影を行っているので、“パーティション”で区切られているのがいい職場なのです。

厳選された読影室:イス編

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 読影室には厳選されたものがたくさんありますが、その中でも私のお気に入りは“イス”です。

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 読影室の机などを選ぶ時、“イス”に関しては、座り仕事なので座り心地を重視し、そして仕事時間の大半座っているため大事な仕事道具の1つとして、「皆のイスをどうするか?」ということを結構検討しました。

 その時「背もたれが大きいのがよい」、「腰痛持ちなので、腰痛になりにくいのがよい」、「ダサいのは嫌」などの意見がでました。”イス”には固さ・柔らかさ、固定・柔軟、冷たい・温かいなど求める要素が人によってさまざまだと思います。その中でイトーキの「Spina(スピーナ)」に決定しました。

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 Spinaはラテン語で「背骨」という意味があり、腰や背を常に支えるというところから、このような名が付けられているそうです。購入後に分かったのですが、2008年G8洞爺湖サミットでも各国首脳が座られた”イス”だそうで、これを知った時はちょっと嬉しかったです。

 座った感触が、背もたれと座面が動いて腰を押してくれるので、疲れにくく、腰のサポート機能があって各自で固さを細かく調節でき、腰痛持ちにもよいと、先生方もお気に入りです。また、”イス”に座ると座が下がったり、立ちあがりの時にふわっと腰を持ち上げてくれる感じがあって、これは腰に優しくって、私の一番気に入っているところです。

 この“イス”とはこれからも長いお付き合いになると思いますので、大事な仕事道具の1つとして大切に使っていきたいです。

人が先:その2

 経理・事務を担当しています黒田です。

 前回に紹介しました“人が先”について、業務調整を担当されている先生に詳しく教えてもらいました。

 説明は次のようでした。
 『復帰する時期が多少ズレたとしても大きな変動なく業務が回るということは、常に業務量に対して
人員に少し余裕がある状態にしてあるということです。Drが過負荷にならないようにすることは業務の
質を保ち、皆が安定して勤務するために重要です。

 ですので、業務と人が増えていく場合、「人が先」とすることが大事なわけですが、これは簡単そうで、
実は簡単ではありません。新たな業務が増えることが決定した時点で人を探していては適切な人が見つ
からないことが多いので、「今すでに決定した予定はないが、将来は業務が増えるはずだ」と考えたそ
の時点で、すでに人を増やしてしまわないと間に合わないのです。これは「将来、業務が増えるはずだ」
という見込みに自信がなければできません。最も避けなければならないのは、人が十分確保できるかが
不確実な状態で新たな仕事を作ることです。それはDrの過負荷につながります。業務の質は低下し、慢
性的に続けば勤務を継続しないという人も出てくるでしょう。それでは結局、業務も人も減るのです。
人の確保が不確実な状況では宣伝活動も控えなくてはいけません。

 「人が先」が大事、これは医療に限らず、どの業種でも同じです。どのような業種でも、良心的な質で
今よりもっと大きな社会的役割を果たしていきたいと思っているのでしょうから、常に「人が先」が原則
です。しかし、わかっていても、ちゃんとできるところは少ないですね。』

 「人が先」・・・。わかっていても難しい、とのこと。そういえば、世間ではどちらかというと逆のことが起こっていることが多い気がします。その中で “「人が先」が大事”と言っていただける職場で私自身が働けていることを嬉しく思いました。

 先生にはそのあと、「人が先」となるために必要な要件、逆に「人が先」を阻む因子などについても教えていただき、なるほど「わかっているだけではできない」ということがよくわかり、同時に自分の職場の特色についてより深く知ることができました。また、別の機会に紹介できればと思います。

人が先:その1

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、育児休暇でお休みされていた先生が職場復帰されました。

 “京都市は保育所の入所が難しい”と聞いたことがあったので、復帰された先生に保育所の入所などで困ったことなどを聞いてみたところ、「お役所の説明文の字面だけ見ていても分からなくって、経験者に聞きまくりました。あとは、入れるかどうかが期日ぎりぎりの連絡なので、なかなか予定がたてられなくって困りました。」とのことでした。

 「予定がたてられなくって・・・」という言葉を聞いて、職場はその時「復帰がいつかわからなくて困っているという様子だったかなぁ?」と思い返してみたところ、産休に入られる前後も復帰される前後も、他の先生方の業務時間に特に増減があるわけでもなく、いつもと変わらない様子だったように思います。

 業務調整を担当されている先生は“保育所入所がギリギリまで分からないということを前提で予定を組んでいるから大丈夫なんです”とおっしゃっていました。「なるほど!」と、でもそういう前提で予定を組むっていうのはどの段階から始まっているのだろう・・・とまた疑問に思ったので聞いてみました。すると先生は「どの段階っていうか、ずっと前からです。“人が先”というのがポイントなのです。」と言われました。

 “人が先??”

 そのあと、先生からそのことについて教えてもらいましたので、次の機会に紹介したいと思います。日々、普通に業務がまわっていることを当たり前のように思っていましたが、少しの疑問でも聞いてみることによって、自分の職場についてもっと深く知ることができて、私の日常業務にも反映できそうです。

イチロー語録

 経理・事務を担当しています黒田です。

 8月21日、イチロー選手が歴史上3人目となる日米通算4000本安打の記録に到達されました。その日、テレビでイチロー選手の会見を一部だけ見ましたが、会見時の「イチロー語録」が気になり、改めてインターネットで調べてみました。

未来をかえる イチロー 262のNextメッセージ

 読んでみるとイチロー選手らしい言葉ばかりで「なるほどこういう言い方をするんだなぁ」と、いつもながら感心しました。ただ、私のイチロー選手のイメージは“自分の素の姿を人にあまり見せないクールな人”とずっと思っていました。

 その時のイチロー語録の中に
「僕のことが大嫌いなのに、僕のために時間を使う人っているじゃないですか。
僕のためにエネルギーを使ってくれてることなので、嬉しいですよね。
一番しんどいのは無関心なことですよね、無関心を振り向かすってことって無理なので、それが一番辛いですね。
大嫌いでもいいから、関心があったら嬉しいですね。」
という言葉がありました。

 「大嫌いでもいいから、関心があったら嬉しいですね」
私がもっているイメージとは違うイチロー選手の“人間味”を感じた言葉でした。

 “遠隔画像診断”と聞くと、個人個人が黙々と診断をして、周りの人達とあまり会話をせず、自分からも周りの人達と接触せず・・・というイメージで、どちらかというと周りの人達に対して“無関心”と思われがちではないかなぁと思います。私も最初はそのようなイメージが少しありました。

 実はそんなことは全くなく、先生方は休み時間は互いに盛んにお話され、生活面などに関したくさん情報交換されています。少し以前になりますがこのようなことがありました。

 日頃交代で行われている土曜日半日勤務をどうしても交代しないといけないことが、その週の半ば頃に急に起こってしまいました。その場におられたのはお子さんを持っておられる女医さんばかりだったので、私は「子供さんの用事でみなさん忙しいから、急な交代は大変だろうなぁ…。」と思いながら聞いていました。

 でもこれがすんなりと交代が決まったのです。多分、今までもこの様なケースが度々あったのだと思いますが、なんとなくその時、私の耳にとまったのだと思います。

 職場としてはあまり密になり過ぎない人間関係が保たれていると思いますが、その中でも一緒に働いている人達に対して決して“無関心”ではなく、ちょっとした所でお互いを助け合えているというところが、私には少し心温まる出来事でした。

one for all, all for one !

 経理・事務を担当しています黒田です。
 
 2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりましたね!

東京オリンピック 
 
 招致団の方々の感極まった喜びのコメントを聞いていると、決定までによほど苦労されたんだなあということがひしひしと伝わってきました。その中で“ロビー活動”という言葉もよく出てきましたが、実際それがどのように進められているのか、ということを決定するまであまり知りませんでした。

 決定後、元水泳選手でオリンピック背泳ぎ金メダリストの鈴木大地さんが、ロビー活動で「初めまして・・・」からでは何も話が進まないので、“ロビー活動”をする人達はIOCメンバー(国際オリンピック委員会委員)の誰かと面識がある人や同じ競技だった人に割りふって、全員のIOCメンバーと接触し、日本をアピールしたと仰っていました。また、その“ロビー活動”をする人達のためにデータを収集する方達もおられ、その方達の今回の最終票読みがほぼ的中していたとのことで、“ロビー活動”を支える人達がおられたから東京招致が成功したとも仰っていました。最終プレゼンをされた方々以外にも多くの方のファインプレーがあったということですね。

「one for all, all for one」

 スポーツでよく聞く言葉ですが、鈴木大地さんをはじめ、東京招致に関わった方々が今回の活動中にずっと感じていたことではないかと思います。今まで私はこの言葉に「仲間を支え合う精神の美しさ」のようなものを感じていましたが、招致に関わった方々の喜びのコメントを聞いていると、それだけではなく、「人が協力し合わないとできないことをやる価値」を教えてくれている言葉のようにも思えました。これはスポーツイベントだけでなく、どの職場にも当てはまることのように思います。1人ではできないことをやるために人が集まっているのが職場のはずですから。

 2020年が楽しみになると同時に、仕事にもやる気をもらった出来事でした。

成功の秘訣は、成功するまで続けること

 経理・事務を担当しています黒田です。

 “熱中症”という言葉を聞かない日がないくらいに暑かった8月も終わりましたが、まだまだ日中は残暑が厳しいですね。

 8月は、モスクワで開催されている世界陸上をたまにテレビで見ていました。たまに見る中で私が注目していたのは、男子マラソンの市民ランナー 川内優輝選手でした。結果は18位でしたが、なぜ注目をしていたのかと言いますと・・・私は運動能力は人並みだと思っていますが、中長距離を走ることは大の苦手です。「できるならばこれから先1キロ以上走る機会が二度となければいいのに・・・」と思っているくらいで、そんな私の中では“中長距離を自ら率先して走る人”ということ自体を尊敬してしまいます。川内選手は世界陸上までもほぼ毎月レースに参加し、「どうして、彼はここまで自分を追い込むことができるのだろう?」と思ってしまうと同時に、「どの時点を、彼は自分の目標達成としているのだろう?」と考えてしまいます。

走れ、優輝!

 パナソニック創業者の松下幸之助さんの言葉で「成功の秘訣は、成功するまで続けること」という言葉があります。おそらく何度か聞かれたことがある思いますし、よく色んな方のブログなどでもこの言葉を紹介されていることも多いと思います。

 この言葉のとおり、自分の目標に対して、成功するまで続ければいつか成功するのかもしれないです。でも現実としては、その続けていく精神力などの過程が大切なように思います。川内選手も今その強い精神力などをより一層強くされている時期なのかもしれないですね。

 どの職場でも同じことが起こると思うのですが、職場が成長していく段階で、それと並行して色々なことにチャレンジしていかないといけなくなってきたり、少し前にでてくる壁を乗り越えていかないといけないことが起こってくると思います。

 以前にもブログで書きましたが、イメージ・コミュニケーションでは情報共有のために必要と思われる時に全体ミーティングが行われています。その時、少し先の中期的なお話しとかも聞いたりして、直接、上司の先生方の考え方を聞くことができます。

 “直接、考え方を聞ける”ということは、組織の中の一人である私にとってはすごく良いことだと思っています。また、段階を踏んで話していただけるので、確かに色々な壁が出てきたことを聞くと、「乗り越えられるだろうか?」とすこし心配になることが無いと言えば嘘になりますが、その“壁”に対しての「どうやったら乗り越えていけるのか」ということをいつも明確にしていただけます。これは本当に安心します。

 その“壁”を乗り越えることをまずは目先の目標として、それに対してさまざまな方法を考えて、強い思いで“壁”を乗り越えるための過程が直接分かるので、私も私の与えられたことを継続することにより、微力ながら役に立てればいいなぁと思っています。